3.3. cpuacct
CPU Accounting (
cpuacct
) サブシステムは、cgroup 内のタスクで使用される CPU リソースに関する自動レポートを生成します。3 つのレポートが利用できます:
- cpuacct.usage
- この cgroup 内の全タスク (下位階層のタスクを含む) により消費される総 CPU 時間 (ナノ秒単位) をレポートします。
注記
cpuacct.usage
の値をリセットするには、以下のコマンドを実行します。~]#
echo 0 > /cgroup/cpuacct/cpuacct.usage
上記のコマンドは、cpuacct.usage_percpu
の値もリセットします。 - cpuacct.stat
- この cgroup 内の全タスク (下位階層のタスクを含む) により消費されている CPU 時間を、以下のような形でユーザーとシステムにレポートします。
user
— ユーザーモード内のタスクによって消費されている CPU 時間system
— システム (カーネル) モードのタスクによって消費されている CPU 時間
CPU 時間は、USER_HZ
変数によって定義されている単位でレポートされます。 - cpuacct.usage_percpu
- この cgroup 内の全タスク (下位階層のタスクを含む) により、各 CPU 上で消費される CPU 時間 (ナノ秒単位) をレポートします