第2章 テンプレートベースの 3scale のアップグレードガイド: 2.9 から 2.10 へ
本セクションでは、テンプレートベースのデプロイメントにおいて、Red Hat 3scale API Management をバージョン 2.9 から 2.10 にアップグレードする方法について説明します。
重要
必要な条件および手順を理解するために、記載の手順を適用する前に、アップグレードガイド全体を読んでください。アップグレードプロセスの手順が完了するまで、サービスの提供が中断されます。このサービス中断が生じるため、メンテナンス期間を設けるようにしてください。
2.1. アップグレードを行うための前提条件
本セクションでは、テンプレートベースのインストール環境において、3scale を 2.9 から 2.10 にアップグレードするのに必要な設定、タスク、およびツールについて説明します。
2.1.1. 設定
- OpenShift 3.11 上の 3scale では、テンプレートを使用した 2.9 から 2.10 へのアップグレードパスがサポートされます。
2.1.2. 主要なタスク
- OpenShift CLI ツールが 3scale をデプロイしたプロジェクトに設定されるようにする。
- 3scale で使用しているデータベースのバックアップを行う。バックアップの手順は、データベースのタイプや設定により異なります。
2.1.3. ツール
アップグレードを行うには、以下のツールが必要です。
- テンプレートを使用して OpenShift 3.11 のプロジェクトにデプロイされた 3scale 2.9
- Bash シェル: アップグレード手順で詳細を説明するコマンドを実行します。
- base64: シークレットの情報をエンコードおよびデコードします。
- jq: JSON 変換用です。