4.2. OLM を使用した 3scale operator のインストールと設定


Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して、OpenShift Container Platform (OCP) 4.6 クラスターに 3scale operator をインストールします。この際に、OCP コンソールの OperatorHub を使用します。以下のインストールモードを使用して、3scale operator をインストールできます。

  • クラスター全体。Operator がクラスターのすべての namespace で利用できます。
  • クラスター上の特定の namespace。
注記

ネットワークが制限された環境または非接続クラスターで OpenShift Container Platform を使用している場合には、Operator Lifecycle Manager は OperatorHub を使用できなくなります。OLM の設定および使用については、Operator のネットワークが制限された環境での Operator Lifecycle Manager の使用 に記載の手順に従ってください。

前提条件

手順

  1. OpenShift Container Platform コンソールにおいて、管理者権限を持つアカウントを使用してログインします。

    注記

    メニュー構造は、使用している OpenShift のバージョンによって異なります。

  2. Operators > OperatorHub の順にクリックします。
  3. Filter by keyword ボックスに 3scale operator と入力し、3scale operator を検索します。
  4. 3scale operator をクリックします。operator に関する情報が表示されます。
  5. operator に関する情報を確認し、Install をクリックします。Install Operator ページが開きます。
  6. Install Operator ページで、任意のチャネルを選択して、Update channel セクションを更新します。
  7. Installation mode セクションで、Operator のインストール先を選択します。

    1. All namespaces on the cluster(default): Operator はクラスターのすべての namespace で利用可能になります。
    2. A specific namespace on the cluster: operator は、選択したクラスター上の特定の単一 namespace でしか使用することができません。
  8. Subscribe をクリックします。3scale operator の詳細ページが表示され、Subscription Overview を確認できます。
  9. サブスクリプションの Upgrade StatusUp to date と表示されていることを確認します。
  10. 3scale operator の ClusterServiceVersion (CSV) が表示され、新しい OpenShift プロジェクトの作成 で定義したプロジェクトで operator の Status が最終的に InstallSucceeded となるのを確認します。

    • Operators > Installed Operators の順にクリックします。この場合、インストールに成功すると、APIManager CRD および operator の Capabilities 機能に関連する CRD が OpenShift API サーバー に登録されます。
  11. インストールが正常に完了したら、oc get を使用して CRD によって定義されたリソースタイプのクエリーを行います。

    1. たとえば、APIManager CRD が適切に登録されたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。

      oc get apimanagers
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  12. 以下の出力が表示されるはずです。

    No resources found.
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

ネットワークが制限された環境で OCP を使用する場合、ここに示す手順に加えて、3scale デベロッパーポータルで使用する許可されるドメインのリストを作成します。以下の例を参照してください。

  • デベロッパーポータルに追加するすべてのリンク
  • GitHub などのサードパーティー SSO プロバイダーを使用した SSO インテグレーション
  • 請求
  • 外部 URL をトリガーする Webhook

4.2.1. ネットワーク接続が得られない環境における制約

3scale 2.12 の非接続環境での現在の制限の概要を以下に示します。

  • デベロッパーポータルへの GitHub ログインができない
  • サポートのリンクが機能しない
  • 外部ドキュメントへのリンクが機能しない
  • デベロッパーポータルの OpenAPI Specification (OAS) 検証ツールが機能しない (これにより、外部サービスへのリンクが影響を受けます)
  • ActiveDocs の製品 Overview ページにおいて、OAS へのリンクが機能しない

    • 新たな ActiveDocs 仕様を作成する場合、オプション Skip swagger validations を選択する必要もあります。

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