第5章 外部 MySQL データベースの設定
Red Hat 3scale API Management デプロイメントからデータベースを外部化すると、アプリケーションからの分離とデータベースレベルでのサービス中断に対する回復力が提供されることになります。サービス中断に対する復元力は、データベースをホストするインフラストラクチャーまたはプラットフォームプロバイダーが提供するサービスレベルアグリーメント (SLA) によって異なります。これは 3scale では提供されていません。選択したデプロイメントによって提供されるデータベースの外部化の詳細は、関連ドキュメントを参照してください。
Red Hat は外部 MySQL データベースを使用する 3scale の設定をサポートしています。ただし、データベース自体はサポートの範囲外です。
本章では、MySQL データベースを外部化する方法について説明します。これは、デフォルトの system-mysql
Pod を使用するとネットワークやファイルシステムなど複数のインフラストラクチャーの問題が生じる場合に役立ちます。
前提条件
- 管理者権限を持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform 4.x クラスターにアクセスできる。
- OpenShift クラスター上にインストールされた 3scale インスタンス。OpenShift への 3scale のインストール を参照してください。
外部 MySQL データベースを設定するには、次のセクションで説明する手順を実行します。
5.1. 外部 MySQL データベースに関する制約
MySQL データベースを外部化するプロセスの制約は以下のとおりです。
オンプレミス型 3scale のバージョン
オンプレミス型 3scale のバージョン 2.5 および 2.6 のみテストおよび検証済みです。
MySQL データベースユーザー
URL は以下の形式でなければなりません。
<database_scheme>://<admin_user>:<admin_password>@<database_host>/<database_name>
<admin_user>
は、<database_name>
論理データベースの完全なパーミッションを持つ外部データベースの既存ユーザーである必要があります。<database_name>
は、外部データベースの既存の論理データベースである必要があります。
MySQL ホスト
ホスト名 ではなく外部 MySQL データベースの IP アドレス を使用します。そうでない場合は、解決されません。たとえば、mysql.mydomain.com ではなく 1.1.1.1 を使用します。