3.8. 設定ポリシーの管理
設定ポリシーの作成、適用、表示、および更新について説明します。
必要なアクセス権限: 管理者およびクラスター管理者
3.8.1. 設定ポリシーの作成
設定ポリシーの YAML ファイルは、コマンドラインインターフェイス (CLI) またはコンソールから作成できます。
既存の Kubernetes マニフェストがある場合は、ポリシージェネレーターを使用して、ポリシーにマニフェストを自動的に含めることを検討してください。ポリシージェネレーター ドキュメントを参照してください。設定ポリシーの作成は、以下のセクションを参照してください。
3.8.1.1. CLI からの設定ポリシーの作成
CLI から設定ポリシーを作成するには、以下の手順を実行します。
設定ポリシーの YAML ファイルを作成します。以下のコマンドを実行します。
kubectl create -f configpolicy-1.yaml
設定ポリシーは以下のようになります。
apiVersion: policy.open-cluster-management.io/v1 kind: Policy metadata: name: policy-1 namespace: my-policies policy-templates: - apiVersion: policy.open-cluster-management.io/v1 kind: ConfigurationPolicy metadata: name: mustonlyhave-configuration spec: namespaceSelector: include: ["default"] exclude: ["kube-*"] remediationAction: inform disabled: false complianceType: mustonlyhave object-templates: ...
以下のコマンドを実行してポリシーを適用します。
kubectl apply -f <policy-file-name> --namespace=<namespace>
以下のコマンドを実行してポリシーのリストを確認します。
kubectl get policies.policy.open-cluster-management.io --namespace=<namespace>
設定ポリシーが作成されました。
3.8.1.2. CLI からの設定ポリシーの表示
CLI から設定ポリシーを表示するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、特定の設定ポリシーの詳細を表示します。
kubectl get policies.policy.open-cluster-management.io <policy-name> -n <namespace> -o yaml
以下のコマンドを実行して、設定ポリシーの詳細を表示します。
kubectl describe policies.policy.open-cluster-management.io <name> -n <namespace>
3.8.1.3. コンソールからの設定ポリシーの作成
コンソールから設定ポリシーを作成すると、YAML エディターで YAML ファイルも作成されます。
コンソールからクラスターにログインし、ナビゲーションメニューから Governance を選択します。
Create policy をクリックします。仕様パラメーターの設定ポリシーのいずれかを選択して、作成するポリシーを指定します。
ポリシーフォームを完了して、設定ポリシーの作成を続行します。以下のフィールドに適切な値を入力するか、選択します。
- Name
- Specifications
- Cluster selector
- Remediation action
- Standards
- Categories
- Controls
Create をクリックします。設定ポリシーが作成されました。
3.8.1.4. コンソールからの設定ポリシーの表示
コンソールから設定ポリシーおよびそのステータスを表示します。
コンソールからクラスターにログインしたら、Governance を選択してポリシー表の一覧を表示します。注記: ポリシー表の一覧をフィルタリングするには、All policies タブまたは Cluster violationsタブを選択します。
詳細を表示するポリシーを 1 つ選択します。Details、Clusters、および Templates タブが表示されます。
3.8.2. 設定ポリシーの更新
設定ポリシーの更新については、以下のセクションを参照してください。
3.8.2.1. 設定ポリシーの無効化
設定ポリシーを無効にします。前述の説明と同様に、ログインし、ガバナンス ページに移動します。
表リストから設定ポリシーの Actions アイコンを選択し、Disable をクリックします。Disable Policy ダイアログボックスが表示されます。
Disable policy をクリックします。
設定ポリシーが無効になっています。
3.8.3. 設定ポリシーの削除
CLI またはコンソールから設定ポリシーを削除します。
CLI から設定ポリシーを削除します。
以下のコマンドを実行して設定ポリシーを削除します。
kubectl delete policies.policy.open-cluster-management.io <policy-name> -n <namespace>
ポリシーを削除すると、ターゲットクラスターから削除されます。
- 以下のコマンドを実行して、ポリシーが削除されていることを確認します。
kubectl get policies.policy.open-cluster-management.io <policy-name> -n <namespace>
コンソールから設定ポリシーを削除します。
ナビゲーションメニューから Governance をクリックし、ポリシー表のリストを表示します。
ポリシー違反表で、削除するポリシーの Actions アイコンをクリックします。次に、Remove をクリックします。Remove policy ダイアログボックスから、Remove policy をクリックします。
ポリシーが削除されました。
CM-Configuration-Management フォルダーから RedHat Advanced Cluster Management でサポート対象の設定ポリシーのサンプルを参照してください。
または、サンプル設定ポリシーの表 を参照して、コントローラーによってモニターされる他の設定ポリシーを確認することもできます。他のポリシーの管理については、セキュリティーポリシーの管理 を参照してください。