第21章 Red Hat Developer Hub に RHACS プラグインを設定および統合する
Red Hat Developer Hub (RHDH) に Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes (RHACS) プラグインを設定および統合することで、RHDH でデプロイメントのセキュリティー情報を表示できます。
脆弱性の検出結果を RHDH に統合する機能は、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
21.1. Red Hat Developer Hub でセキュリティー情報を表示する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Developer Hub (RHDH) に Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes (RHACS) プラグインを設定して統合することで、RHDH 環境を離れることなく脆弱性データにアクセスし、リスクを評価し、プロアクティブなセキュリティーアクションを実行できるようになります。
アップストリームプラグインの進行状況と詳細を確認するには、Community plugins for Backstage にアクセスしてください。
前提条件
RHDH で RHACS プラグインのインストールを有効にした。
詳細は、Helm チャートを使用した動的プラグインのインストール (RHDH ドキュメント) を参照してください。
手順
app-config.yaml
ファイルで、次のコンテンツを使用してproxy
およびacs
スタンザを追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RHACS プラグインを有効にするには、次の手順を実行します。
- RHDH セットアップ内の動的プラグイン設定ファイルに移動します。
RHACS プラグインを含めるには、次のような内容を設定ファイルに追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
RHDH カタログ内のエンティティーにアノテーションを追加するには、次のステップを実行します。
注記脆弱性データを表示するには、RHDH カタログ内の各コンポーネントエンティティーが RHACS デプロイメントを参照する必要があります。
RHDH カタログ内のエンティティーには、次の値が関連付けられています。
-
API
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コンポーネント
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ドメイン
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グループ
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Location
-
リソース
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システム
-
Template
-
User
- RHDH セットアップで、サービスのエンティティー設定ファイルに移動します。
設定ファイルに、次のようなアノテーションを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
-
検証
- RHDH ポータルで、Catalog をクリックします。
- エンティティーをクリックし、RHACS タブが表示されることを確認します。
- 違反と脆弱性のデータを表示するには、RHACS タブをクリックします。
RHACS プラグインを RHDH に設定および統合した後、Open Container Initiative (OCI) アーティファクトを再構築する必要があります。手順については、「OCI アーティファクトの再構築」を参照してください。