4.2. JMX を使用した AMQ ブローカーの管理
JMX (Java Management Extensions) を使用してブローカーを管理できます。管理 API は、MBean インターフェースを使用してブローカーによって公開されます。ブローカーは、リソースをドメイン org.apache.activemq
に登録します。
たとえば、exampleQueue
という名前のキューを管理するためのObjectName
は次のとおりです。
org.apache.activemq.artemis:broker="__BROKER_NAME__",component=addresses,address="exampleQueue",subcomponent=queues,routingtype="anycast",queue="exampleQueue"
MBean は以下のようになります。
org.apache.activemq.artemis.api.management.QueueControl
MBeanのObjectName
は、ヘルパークラスorg.apache.activemq.artemis.api.core.management.ObjectNameBuilder
.を使って構築されます。jconsole を使用して、管理する MBean の ObjectName
を見つけることもできます。
JMX を使用したブローカーの管理は、JMX を使用した Java アプリケーションの管理と同じです。これは、リフレクションまたは MBean のプロキシーを作成して実行できます。
4.2.1. JMX 管理の設定
デフォルトでは、JMX はブローカーの管理に有効になっています。JMX管理を有効または無効にするには、broker.xml
構成ファイルでjmx-management-enabled
プロパティを設定します。
手順
-
<broker_instance_dir>/etc/broker.xml
設定ファイルを開きます。 <jmx-management-enabled>
を設定します。<jmx-management-enabled>true</jmx-management-enabled>
JMX が有効になっている場合、ブローカーは
jconsole
を使用してローカルで管理できます。注記セキュリティー上の理由から、JMX へのリモート接続はデフォルトで有効になっていません。
同じ
MBeanServer
から複数のブローカーを管理する場合は、各ブローカーに JMX ドメインを設定します。デフォルトでは、ブローカーはJMXドメイン
org.apache.activemq.artemis
を使用します。<jmx-domain>my.org.apache.activemq</jmx-domain>
注記WindowsシステムでAMQ Brokerを使用している場合は、
artemis
またはartemis.cmd
でシステムプロパティを設定する必要があります。シェルスクリプトは<install-dir>/bin
にあります。
関連情報
- リモート管理用のブローカーの設定に関する詳細は、Oracle の Java Management Guide を参照してください。