第1章 概要
AMQ Python は、メッセージングアプリケーションを開発するためのライブラリーです。また、AMQP メッセージを送受信する Python アプリケーションを作成できます。
AMQ Python は AMQ Clients (複数の言語やプラットフォームをサポートするメッセージングライブラリースイート) に含まれています。クライアントの概要は、AMQ Clients の概要 を参照してください。本リリースに関する詳細は、AMQ Clients 2.7 リリースノート を参照してください。
AMQ Python は、Apache Qpid の Proton API をベースとしています。詳細な API ドキュメントは、AMQ Python API リファレンス を参照してください。
1.1. 主な特長
- 既存のアプリケーションとの統合を簡素化するイベント駆動型の API
- セキュアな通信用の SSL/TLS
- 柔軟な SASL 認証
- 自動再接続およびフェイルオーバー
- AMQP と言語ネイティブのデータ型間のシームレスな変換
- AMQP 1.0 の全機能へのアクセス
OpenTracing 標準 (RHEL 7 および 8) に基づく分散トレーシング
重要AMQ Clients での分散トレーシングはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。