4.3. テストメッセージの生成および使用


ブローカーの起動後に、ブローカーが適切に実行されていることを確認する必要があります。そのためには、いくつかのテストメッセージを作成してブローカーに送信し、使用します。

手順

  1. artemis producer コマンドを使用していくつかのテストメッセージを生成し、ブローカーに送信します。

    このコマンドは、ブローカーに自動的に作成される helloworld アドレスにメッセージを 100 個送信します。プロデューサーは、サポートされるすべてのメッセージングプロトコルを受け入れるデフォルトのポート 61616 を使用してブローカーに接続します。

    $ /opt/redhat/amq-broker/amq-broker-7.2.0/bin/artemis producer --destination helloworld --message-count 100 --url tcp://localhost:61616
    Producer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Started to calculate elapsed time ...
    
    Producer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Produced: 100 messages
    Producer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Elapsed time in second : 1 s
    Producer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Elapsed time in milli second : 1289 milli seconds
  2. Web コンソールを使用して、ブローカーに保存されているメッセージを表示します。

    1. Web ブラウザーで、http://localhost:8161 にアクセスします。
    2. ブローカーインスタンスの作成時に作成したデフォルトのユーザー名およびパスワードを使用して、コンソールにログインします。

      Attributes タブが表示されます。

    3. Attributes タブで、addresses helloworld queues "anycast" helloworld に移動します。

      前の手順で、helloworld アドレスにメッセージを送信しています。これにより、キュー (helloworld という名前) を持つ新しい anycast helloworld アドレスが作成されました。Message count 属性は、現在 helloworld に送信された 100 個のメッセージがすべてこのキューに保存されていることを示しています。

      図4.1 メッセージ数

      メッセージ数
  3. artemis consumer コマンドを使用して、ブローカーに保存されているメッセージ 50 個を消費します。

    このコマンドは、以前にブローカーに送信した 50 のメッセージを使用します。

    $ /opt/redhat/amq-broker/amq-broker-7.2.0/bin/artemis consumer --destination helloworld --message-count 50 --url tcp://localhost:61616
    
    Consumer:: filter = null
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 wait until 50 messages are consumed
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Consumed: 50 messages
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Consumer thread finished
  4. Web コンソールで、Message count が 50 であることを確認します。

    メッセージが 50 個消費され、helloworld キューに格納されているメッセージ数の残りは 50 個になります。

  5. ブローカーを停止し、残りのメッセージ 50 個が helloworld キューに保存されていることを確認します。

    1. ブローカーが実行されているターミナルで、Ctrl+Cを押してブローカーを停止します。
    2. ブローカーを再起動します。

      $ /var/opt/amq-broker/mybroker/bin/artemis run
    3. Web コンソールで、helloworld キューに戻り、キューに保存されているメッセージが 50 個であることを確認します。
  6. 残りの 50 個メッセージを使用します。

    $ /opt/redhat/amq-broker/amq-broker-7.2.0/bin/artemis consumer --destination helloworld --message-count 50 --url tcp://localhost:61616
    
    Consumer:: filter = null
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 wait until 50 messages are consumed
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Consumed: 50 messages
    Consumer ActiveMQQueue[helloworld], thread=0 Consumer thread finished
  7. Web コンソールで、Message count が 0 であることを確認します。

    helloworld キューに保存されているメッセージはすべて消費され、キューが空になりました。

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