2.2. 定義ファイルの構築


Ansible Builder をインストールしたら、自動化実行環境イメージを作成するために Ansible Builder が使用する定義ファイルを作成する必要があります。自動化実行環境イメージを構築する高レベルのプロセスは、Ansible Builder が定義ファイルを読み取って検証してから、Containerfile を作成し、最後に Containerfile を Podman に渡して、自動化実行環境イメージを作成します。Ansible Builder 用に作成する定義ファイルには yaml 形式が使用されており、さまざまなセクションが含まれています。これらのセクションについては、さらに詳しく説明します。

以下は定義ファイルの例です。

例2.1 定義ファイル

version: 1

build_arg_defaults: 1
  ANSIBLE_GALAXY_CLI_COLLECTION_OPTS: "-v"

ansible_config: 'ansible.cfg' 2

dependencies: 3
  galaxy: requirements.yml
  python: requirements.txt
  system: bindep.txt

additional_build_steps: 4
  prepend: |
    RUN whoami
    RUN cat /etc/os-release
  append:
    - RUN echo This is a post-install command!
    - RUN ls -la /etc
1
ビルド引数のデフォルト値の一覧表示
2
ansible.cfg ファイルパスの指定
3
各種要件ファイルの場所の指定
4
追加のカスタムビルド手順用のコマンド

これらの定義ファイルのパラメーターについての詳細は、こちらのセクション を参照してください。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.