4.4. Red Hat Ansible Automation Platform オペレーターでの Automation Hub 用の外部データベースの設定
外部データベースを使用して Ansible Automation Platform をデプロイすることを希望するユーザーは、インスタンスの認証情報と接続情報を使用してシークレットを設定し、oc create
コマンドを使用してクラスターに適用するとデプロイできるようになります。
デフォルトでは、Red Hat Ansible Automation Platform オペレーターは、Ansible Automation Platform デプロイメントと同じ名前空間でマネージド PostgreSQLPod を自動的に作成および設定します。
専用のノードを使用して専用のリソースを確保する場合や、バックアップ、アップグレード、またはパフォーマンス調整を手動で管理する場合は、代わりに外部データベースを選択できます。
データベース名が異なる限り、Automation Hub と Automation Controller の両方に同じ外部データベース (PostgreSQL インスタンス) を使用できます。つまり、単一の PostgreSQL インスタンス内に異なる名前のデータベースを複数指定できます。
次のセクションでは、Ansible Automation Platform オペレーターで Automation Hub の外部データベースを設定する手順の概要を説明します。
前提条件
外部データベースは、Ansible Automation Platform の現在のリリースでサポートされているバージョンの PostgreSQL データベースである必要があります。
Ansible Automation Platform 2.2 は PostgreSQL 13 をサポートします。
手順
外部の postgres インスタンスのクレデンシャルと接続情報はシークレットに保存する必要があります。シークレットは Automation Hub の仕様に設定されます。
以下のテンプレートに従って、.yaml ファイル
postgres_configuration_secret
を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- シークレットを作成する名前空間。これは、デプロイ先の名前空間と同じにする必要があります。
- 2
- データベースノードの解決可能なホスト名です。
- 3
- 外部ポートのデフォルトは
5432
です。 - 4
- 変数
password
の値には、デプロイメント、バックアップ、または復元中の問題を回避するために、一重引用符 (') 、二重引用符 (")、またはバックスラッシュ (\) を含めないでください。 - 5
- 変数
sslmode
は、external
データベースに対してのみ有効です。使用できる値は、prefer
、disable
、allow
、require
、verify-ca
、およびverify-full
です。
oc create
コマンドを使用して、external-postgres-configuration-secret.yml
をクラスターに適用します。oc create -f external-postgres-configuration-secret.yml
$ oc create -f external-postgres-configuration-secret.yml
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カスタムリソースオブジェクトを作成するときは、以下の例に従って、仕様にシークレットを指定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow