8.2. サービスネットワーク上の HTTP2 トラフィックへの TLS の適用


デフォルトでは、サイト間のトラフィックは暗号化されますが、サービス Pod とルーター Pod 間のトラフィックは暗号化されません。HTTP2 として公開されているサービスでは、Pod とルーター Pod 間のトラフィックを TLS を使用して暗号化することができます。

前提条件

  • 2 つ以上のリンクされたサイト
  • HTTP2 フロントエンドおよびバックエンドサービス

手順

  1. バックエンドサービスをデプロイします。
  2. TLS を有効にして、サービスネットワークにバックエンドデプロイメントを公開します。以下に例を示します。

    $ skupper expose deployment <deployment-name> --port 443 --protocol http2 --enable-tls
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    TLS を有効にすると、TLS バックエンドに必要な証明書が作成され、skupper-tls-<deployment-name> という名前のシークレットに保存されます。

  3. 生成された証明書を含めるようにバックエンドデプロイメントを変更します。以下に例を示します。

    ...
        spec:
          containers:
          ...
            command:
            ...
            - "/certs/tls.key"
            - "/certs/tls.crt"
            ...
            volumeMounts:
            ...
            - mountPath: /certs
              name: certs
              readOnly: true
          volumes:
          - name: index-html
            configMap:
              name: index-html
          - name: certs
            secret:
              secretName: skupper-tls-<deployment-name>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    各サイトは、TLS クライアントに必要な証明書を作成し、skupper-service-client という名前のシークレットに保存します。

  4. 生成された証明書を含めるようにフロントエンドデプロイメントを変更します。以下に例を示します。

    spec:
      template:
        spec:
          containers:
          ...
            volumeMounts:
            - name: certs
              mountPath: /tmp/certs/skupper-service-client
          ...
          volumes:
          - name: certs
            secret:
              secretName: skupper-service-client
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  5. TLS が有効なフロントエンドからのサービスの呼び出しをテストします。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat