2.18. Camel Spring Boot (Spring Boot で実行)
camel-spring-boot
依存関係に、camel-spring-xml
が含まれなくなりました。Spring Boot 上の Camel でレガシー Spring XML ファイル <beans>
を使用するには、camel-spring-boot-xml-starter
依存関係を含めてください。
2.18.1. 正常シャットダウン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Camel は、Spring Boot のシャットダウン時に、少し遅れてシャットダウンするようになりました。これにより、Spring Boot の正常シャットダウンが完了 (Spring Boot HTTP サーバーが正常に停止) した後、Camel が独自の Graceful Shutdown を実行できるようになります。
技術的には、camel-spring
の getPhase()
の戻り値が、Integer.MAX_VALUE
から Integer.MAX_VALUE - 2049
に変更されました。これにより、Spring Boot サービスが先にシャットダウンする余裕が生まれます。
2.18.2. camel-micrometer-starter リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
uri
タグが (デフォルトで) 動的ではなく静的になりました。動的値を持つ URI が原因で、非常に多くのタグが生成される可能性があるためです。これは、camel.metrics.uriTagDynamic=true
を設定することで再度有効にできます。
2.18.3. camel-platform-http-starter リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
platform-http-starter
は、camel-servlet
ではなく、Spring HTTP サーバーを直接使用するように変更されました。したがって、すべての HTTP エンドポイントに、サーブレットのコンテキストパス (デフォルトは camel
) が接頭辞として付けられなくなりました。
以下に例を示します。
from("platform-http:myservice") .to("...")
from("platform-http:myservice")
.to("...")
以前は、myservice を呼び出すには、http://localhost:8080/camel/myservice などのコンテキストパスを含める必要がありました。現在、このコンテキストパスは使用されていないため、http://localhost:8080/myservice を使用してエンドポイントを呼び出すことができます。
platform-http-starter
を Rest DSL とともに使用することもできます。
ルートまたはコンシューマーが一時停止している場合、http ステータス 404 ではなく 503 が返されるようになりました。
2.18.4. camel-twitter リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このコンポーネントは Twitter4j バージョン 4.1.2 を使用するように更新されました。これに伴い、いくつかのクラスで使用される パッケージ が移動しました。Twit ステータスなどの特定の Twitter 関連データにアクセスする場合は、使用するパッケージを twitter4j.Status
から twitter4j.v1.Status
に更新する必要があります。