4.5. 永続ボリューム
各 PV には、以下の例のように、ボリュームの仕様およびステータスである spec
および status
が含まれます。
PersistentVolume
オブジェクト定義の例
apiVersion: v1 kind: PersistentVolume metadata: name: pv0001 1 spec: capacity: storage: 5Gi 2 accessModes: - ReadWriteOnce 3 persistentVolumeReclaimPolicy: Retain 4 ... status: ...
4.5.1. Capacity
通常、永続ボリューム (PV) には特定のストレージ容量があります。これは PV の capacity
属性を使用して設定されます。
現時点で、ストレージ容量は設定または要求できる唯一のリソースです。今後は属性として IOPS、スループットなどが含まれる可能性があります。
4.5.2. サポートされているアクセスモード
LVMS は、MicroShift がサポートする唯一の CSI プラグインです。OpenShift Container Platform に組み込まれている hostPath および LV も RWO をサポートします。
4.5.3. フェーズ
ボリュームは以下のフェーズのいずれかにあります。
フェーズ | 説明 |
---|---|
Available | まだ要求にバインドされていない空きリソースです。 |
Bound | ボリュームが要求にバインドされています。 |
Released | 要求が削除されていますが、リソースがまだクラスターにより回収されていません。 |
Failed | ボリュームが自動回収に失敗しています。 |
以下のコマンドを実行して、PV にバインドされている PVC の名前を表示できます。
$ oc get pv <pv-claim>
4.5.3.1. マウントオプション
属性 mountOptions
を使用して PV のマウント中にマウントオプションを指定できます。
以下に例を示します。
マウントオプションの例
apiVersion: storage.k8s.io/v1 kind: StorageClass metadata: annotations: storageclass.kubernetes.io/is-default-class: "true" name: topolvm-provisioner mountOptions: - uid=1500 - gid=1500 parameters: csi.storage.k8s.io/fstype: xfs provisioner: topolvm.io reclaimPolicy: Delete volumeBindingMode: WaitForFirstConsumer allowVolumeExpansion: true
mountOptions
は検証されません。値が間違っていると、マウントが失敗し、イベントが PVC に記録されます。