付録B サンプルアプリケーションのデプロイメント設定の更新
サンプルアプリケーションのデプロイメント設定には、ルート情報や readiness プローブの場所などの OpenShift でのアプリケーションのデプロイおよび実行に関連する情報が含まれます。サンプルアプリケーションのデプロイメント設定は YAML ファイルのセットに保存されます。Fabric8 Maven プラグインを使用する例では、YAML ファイルは src/main/fabric8/
ディレクトリーにあります。Nodeshift を使用する例では、YAML ファイルは .nodeshift
ディレクトリーにあります。
Fabric8 Maven Plugin および Nodeshift が使用するデプロイメント設定ファイルは完全な OpenShift リソース定義である必要はありません。Fabric8 Maven Plugin と Nodeshift の両方がデプロイメント設定ファイルを取り、不足している情報を追加して完全な OpenShift リソース定義を作成できます。Fabric8 Maven Plugin によって生成されるリソース定義は target/classes/META-INF/fabric8/
ディレクトリーにあります。Nodeshift によって生成されるリソース定義は tmp/nodeshift/resource/
ディレクトリーにあります。
前提条件
- 既存のサンプルプロジェクト。
-
CLI クライアント
oc
がインストールされている。
手順
既存の YAML ファイルを編集するか、または設定を更新して追加の YAML ファイルを作成します。
たとえば、サンプルに
readinessProbe
が設定された YAML ファイルがすでにある場合は、path
の値を別の利用可能なパスに変更し、readiness の有無を確認することができます。spec: template: spec: containers: readinessProbe: httpGet: path: /path/to/probe port: 8080 scheme: HTTP ...
-
readinessProbe
が既存の YAML ファイルで設定されていない場合は、readinessProbe
設定を使用して新規 YAML ファイルを同じディレクトリーに作成することもできます。
- Maven または npm を使用して、サンプルの更新バージョンをデプロイします。
設定更新が、デプロイ済みのサンプルに表示されることを確認します。
$ oc export all --as-template='my-template' apiVersion: template.openshift.io/v1 kind: Template metadata: creationTimestamp: null name: my-template objects: - apiVersion: template.openshift.io/v1 kind: DeploymentConfig ... spec: ... template: ... spec: containers: ... livenessProbe: failureThreshold: 3 httpGet: path: /path/to/different/probe port: 8080 scheme: HTTP initialDelaySeconds: 60 periodSeconds: 30 successThreshold: 1 timeoutSeconds: 1 ...
関連情報
Web ベースのコンソールまたは CLI クライアント oc
を使用してアプリケーションの設定を直接更新している場合は、その変更を YAML ファイルへエクスポートして追加します。oc export all
コマンドを使用して、デプロイされたアプリケーションの設定を表示します。