検索

第1章 RHEL でシステム全体の Red Hat build of OpenJDK バージョンを対話的に選択

download PDF

RHEL に Red Hat build of OpenJDK が複数インストールされている場合は、システム全体で使用するデフォルトの Red Hat build of OpenJDK バージョンを対話形式で選択できます。

注記

root 権限がない場合は、JAVA_HOME 環境変数を設定 して Red Hat build of OpenJDK バージョンを選択できます。

前提条件

  • システムに対する root 権限がある。
  • yum パッケージマネージャーを使用して、複数のバージョンの Red Hat build of OpenJDK がインストールされている。

手順

  1. システムにインストールされている Red Hat build of OpenJDK のバージョンを表示します。

    $ yum list installed "java*"

    インストールされている Java パッケージのリストが表示されます。

    Installed Packages
    java-1.8.0-openjdk.x86_64                       1:1.8.0.302.b08-0.el8_4               @rhel-8-appstream-rpms
    java-11-openjdk.x86_64                          1:11.0.12.0.7-0.el8_4                 @rhel-8-appstream-rpms
    java-11-openjdk-headless.x86_64                 1:11.0.12.0.7-0.el8_4                 @rhel-8-appstream-rpms
    java-17-openjdk.x86_64                          1:17.0.0.0.35-4.el8                   @rhel-8-appstream-rpms
    java-17-openjdk-headless.x86_64                 1:17.0.0.0.35-4.el8                   @rhel-8-appstream-rpms
  2. 特定の java コマンドに使用できる Red Hat build of OpenJDK バージョンを表示し、使用するものを選択します。

    $ sudo alternatives --config java
    There are 3 programs which provide 'java'.
    
      Selection    Command
    -----------------------------------------------
       1           java-11-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-11.0.12.0.7-0.el8_4.x86_64/bin/java)
    *  2           java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.302.b08-0.el8_4.x86_64/jre/bin/java)
     + 3           java-17-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-17-openjdk-17.0.0.0.35-4.el8.x86_64/bin/java)
    
    
    
    Enter to keep the current selection[+], or type selection number: 1
    • 現在のシステム全体の Red Hat build of OpenJDK バージョンにはアスタリスクが付いています。
    • 指定した java コマンドの現在の Red Hat build of OpenJDK バージョンには、プラス記号が付いています。
  3. Enter を押して現在の選択を保持するか、選択する Red Hat build of OpenJDK バージョンの Selection 番号を入力し、Enter キーを押します。

    システムのデフォルトの Red Hat build of OpenJDK バージョンは、選択したバージョンです。

  4. 選択したバイナリーが選択されていることを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "17" 2021-09-14
    OpenJDK Runtime Environment 21.9 (build 17+35)
    OpenJDK 64-Bit Server VM 21.9 (build 17+35, mixed mode, sharing)
    注記

    この手順では、java コマンドを設定します。次に、javac コマンドは同様の方法で設定できますが、独立して動作します。

    Red Hat build of OpenJDK をインストールしている場合、alternatives はより多くの選択肢を提供します。特に、javac マスターの代替は、-devel サブパッケージが提供する多くのバイナリーを切り替えます。

    Red Hat build of OpenJDK がインストールされていても java (およびその他の JRE マスター) や javac (およびその他の Red Hat build of OpenJDK マスター) は別々に動作するため、JRE と JDK で異なる選択を行うことができます。alternatives --config java コマンドは、jre とそれに関連付けられたスレーブに影響します。

    Red Hat build of OpenJDK を変更する場合は、javac alternatives コマンドを使用します。--config javac ユーティリティーは、SDK および関連するスレーブを設定します。可能なすべてのマスターを表示するには、alternatives --list を使用して、javajavacjresdk マスターのすべてを確認します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.