第6章 バックエンド圧縮


圧縮オプションを使用して、より小さい容量のエッジクラスターを圧縮します。

BlueStore では 2 種類の圧縮が可能です。

  • 一般的なワークロードの BlueStore レベルの圧縮。
  • S3 ワークロードの Ceph Object Gateway の圧縮レベル。

圧縮アルゴリズムの詳細は、プール値 を参照してください。

圧縮を有効にし、プールで圧縮を有効にしたときにクラスターでクラッシュが発生しないようにする必要があります。

次の方法で、エッジクラスターのプールで圧縮を有効にできます。

  • 次のコマンドを使用して、サポートされている圧縮アルゴリズム (snappy、zlib、zstd など) を有効にし、サポートされている圧縮モード (Nonepassiveaggressiveforce など) を有効にします。

    構文

    ceph osd pool set POOL_NAME compression_algorithm ALGORITHM
    ceph osd pool set POOL_NAME compression_mode MODE

  • 次のコマンドを使用して、さまざまな圧縮率を有効にします。

    構文

    ceph osd pool set POOL_NAME compression_required_ratio RATIO
    ceph osd pool set POOL_NAME compression_min_blob_size SIZE
    ceph osd pool set POOL_NAME compression_max_blob_size SIZE

  • 3 つのプールを作成し、それらのプールで異なる圧縮を有効にして、プールで IO 停止が発生しないようにします。
  • プールに圧縮を作成せずに 4 番目のプールを作成します。圧縮を使用してプールと同じ量のデータを書き込みます。圧縮を使用したプールは、圧縮を使用しないプールよりも使用する RAW スペースが少なくなります。

これらのアルゴリズムが設定されていることを 確認する には、ceph osd pool get POOL_NAME OPTION_NAME コマンドを使用します。

これらのアルゴリズムの 設定を解除する には、適切なオプションを指定して ceph osd pool unset POOL_NAME OPTION_NAME コマンドを使用します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.