付録C Ceph Monitor の設定オプション
デプロイメント時に設定可能な Ceph モニターの設定オプションを以下に示します。
これらの設定オプションは、ceph config set mon CONFIGURATION_OPTION VALUE
コマンドを使用して設定できます。
設定オプション | 説明 | 型 | デフォルト |
---|---|---|---|
| 起動時のクラスター内の最初のモニターの ID です。指定すると、Ceph は最初のクォーラムを形成するための奇数の数のモニターを必要とします (たとえば、3)。 | String | なし |
| 過去にマップから削除されたモニターでも、強制的にクォーラムに参加させます。 | Boolean |
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| モニターのホスト/アドレスを DNS にクエリーする際に使用するサービス名です。 | String |
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| クラスター ID です。クラスターごとに 1 つになります。 | UUID | 該当なし。指定されていない場合は、デプロイメントツールによって生成されます。 |
| モニターのデータの場所です。 | String |
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Ceph は、モニターのデータストアがこのしきい値に達すると、クラスターログで | Integer |
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Ceph は、モニターのデータストアで利用可能なディスク領域がこの割合以下になると、クラスターログに | Integer |
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Ceph は、モニターのデータストアで利用可能なディスク領域がこの割合以下になると、クラスターログに | Integer |
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キャッシュプールに | Boolean | True |
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CRUSH の | Boolean | True |
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CRUSH の調整可能なパラメーターが古くなり過ぎた場合 ( | Boolean | True |
| この設定では、クラスターが必要とする最小のチューナブルプロファイルバージョンを定義します。 | String |
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| Boolean | True |
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| Float |
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| クォーラム内のモニターがピアとヘルスステータスを共有する頻度 (秒単位)。マイナスの数値を入力すると、ヘルス更新が無効になります。 | Float |
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| この設定により、Ceph が定期的にクラスターログにヘルスサマリーを送信することができます。 | Boolean | True |
| この設定により、Ceph が定期的にクラスターログにヘルス詳細を送信することができます。 | Boolean | True |
| 更新が行われなかった後、Ceph Monitor 操作がブロックされたと見なされるまでの秒数。 | Integer |
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| モニターが正常性の要約をクラスターログに送信する頻度 (秒単位)。正数以外の数値を指定すると、この設定は無効になります。現在のヘルスサマリーが空であったり、前回と同じであったりする場合、モニターはステータスをクラスターログに送信しません。 | Float |
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| モニターが正常性の要約をクラスターログに送信する頻度 (秒単位)。正数以外の数値を指定すると、この設定は無効になります。モニターは常にクラスターログにサマリーを送信します。 | Integer |
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| OSD が full とみなされるまでのディスク領域のパーセンテージ。 | Float |
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| OSD が nearfull とみなされるまでのディスク領域のパーセンテージ。 | Float |
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| 説明なし | Double |
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| 説明なし | Double |
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| 説明なし | Double |
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| 説明なし | Double |
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| モニターが、更新メッセージをあきらめて再びブートストラップを行うまで、同期プロバイダーから次のメッセージを待つ秒数。 | Double |
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| Integer |
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| 同期ペイロードの最大サイズ (単位: バイト) です。 | 32 ビット整数 |
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| モニターデータストアを最初に同期させるまでの、Paxos 最大反復回数です。モニターは、ピアが自分よりも先に進んでいると判断すると、先に進む前にまずデータストアと同期します。 | Integer |
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PaxosService の状態のフルコピーを隠す頻度 (コミット数)。現在、この設定は | Integer |
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| この時間間隔で更新情報を集めてから、マップの更新を提案します。 | Double |
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| 維持する paxos の状態の最小数 | Integer |
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| 活動していない期間の後に更新を収集するための最小時間。 | Double |
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| トリミング前に許容される追加提案の数 | Integer |
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| 一度にトリミングする追加提案の最大数 | Integer |
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| トリムのトリガーとなる最小のバージョン数 (0 であれば無効) | Integer | 250 |
| 1 回の提案中にトリミングするバージョン数の最大値 (0 であれば無効) | Integer | 500 |
| 1 回の提案中にトリミングするログエポック数の最大値 | Integer | 500 |
| 1 回の提案中にトリミングする pgmap エポック数の最大値 | Integer | 500 |
| モニターがこのポイントまで mdsmaps をトリミングするのを強制します (0 は無効、危険なので使用には注意が必要)。 | Integer | 0 |
| 指定したエポックでクリーンではない PG があっても、モニターがこのポイントまで osdmaps をトリミングするのを強制します (0 は無効、危険なので使用には注意が必要)。 | Integer | 0 |
| 基礎となるストアのキャッシュに依存しない、osdmaps のキャッシュサイズ | Integer | 500 |
| 選択の提案側で、すべての ACK を待つ最長の時間 (秒単位) | Float |
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| モニターのバージョンのリース期間 (秒単位) | Float |
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| Float |
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リーダーは、プロバイダーがリース拡張を承認するまで | Float |
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| 常時保持する OSD マップエポックの最小数 | 32 ビット整数 |
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| モニターが保持すべき PG マップエポックの最大数 | 32 ビット整数 |
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| モニターが保持すべきログエポックの最大数 | 32 ビット整数 |
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システムクロックをどれだけオフセットするか。詳細は、 | Double |
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| モニターの目盛りの間隔 (秒単位) | 32 ビット整数 |
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| モニター間で許容されるクロックドリフト (秒単位) | Float |
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| クロックドリフト警告のための指数バックオフ | Float |
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| リーダーの時刻チェック (クロックドリフトチェック) 間隔 (秒単位) | Float |
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| スキューがあった場合のリーダーの時刻チェック (クロックドリフトチェック) 間隔 (秒単位) | Float |
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| クラスターで許容される OSD の最大数 | 32 ビット整数 |
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| クラスター内のクライアントおよびデーモンに事前に割り当てるグローバル ID の数 | 32 ビット整数 |
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指定された数のオブジェクトを書き込む際に、ファイルシステムと同期します。無効にするには | 32 ビット整数 |
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| サブスクリプションの更新間隔 (秒単位)。サブスクリプションメカニズムにより、クラスターマップやログ情報を取得することができます。 | Double |
|
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最後の | Integer |
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| モニターがブートストラップを行うまで、ピアを探すために待機する秒数 | Double |
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| メタデータサーバーおよび OSD メッセージのメッセージメモリー容量 (単位: バイト) | 64 ビット整数未署名 |
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| 1 イベントあたりのログエントリーの最大数 | Integer |
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クラスター外の OSD がクラスターに戻ってきたときに、以前の OSD で PGMap のプライミングを行うことを有効または無効にします。 | Boolean |
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| クラスター外の OSD がクラスターに戻ってきたときに、モニターが PGMap のプライミングを試みる時間 (秒単位) | Float |
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リーダーは、プロバイダーがリース拡張を承認するまで | Float |
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Leader は | Float |
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| 常時保持する OSD マップエポックの最小数 | 32 ビット整数 |
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| モニターが保持すべき PG マップエポックの最大数 | 32 ビット整数 |
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| モニターが保持すべきログエポックの最大数 | 32 ビット整数 |
|
|
システムクロックをどれだけオフセットするか。詳細は、 | Double |
|
| モニターの目盛りの間隔 (秒単位) | 32 ビット整数 |
|
| モニター間で許容されるクロックドリフト (秒単位) | Float |
|
| クロックドリフト警告のための指数バックオフ | Float |
|
| リーダーの時刻チェック (クロックドリフトチェック) 間隔 (秒単位) | Float |
|
| スキューがあった場合のリーダーの時刻チェック (クロックドリフトチェック) 間隔 (秒単位) | Float |
|
| クラスターで許容される OSD の最大数 | 32 ビット整数 |
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| クラスター内のクライアントおよびデーモンに事前に割り当てるグローバル ID の数 | 32 ビット整数 |
|
|
指定された数のオブジェクトを書き込む際に、ファイルシステムと同期します。無効にするには | 32 ビット整数 |
|
| サブスクリプションの更新間隔 (秒単位)。サブスクリプションメカニズムにより、クラスターマップやログ情報を取得することができます。 | Double |
|
|
最後の | Integer |
|
| モニターがブートストラップを行うまで、ピアを探すために待機する秒数 | Double |
|
| メタデータサーバーおよび OSD メッセージのメッセージメモリー容量 (単位: バイト) | 64 ビット整数未署名 |
|
| 1 イベントあたりのログエントリーの最大数 | Integer |
|
|
クラスター外の OSD がクラスターに戻ってきたときに、以前の OSD で PGMap のプライミングを行うことを有効または無効にします。 | Boolean |
|
| クラスター外の OSD がクラスターに戻ってきたときに、モニターが PGMap のプライミングを試みる時間 (秒単位) | Float |
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| すべての PG を並行してプライミングするまでに、各 PG での時間の最大推定値 | Float |
|
|
osdmap で | Boolean | False |
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プールでの高速読み込みオンにするかどうか。作成時に | Boolean | False |
| バグ発生に関わらず続行したい際に、FSMap の安全アサーションをスキップします。FSMap のサニティーチェックに失敗すると Monitor は終了しますが、このオプションを有効にすることでそれを無効にすることができます。 | Boolean | False |
| 1 回の提案中にトリミングする mdsmap エポック数の最大値 | Integer | 500 |
| config-key エントリーの最大サイズ (単位: バイト) | Integer | 65536 |
| 警告するスクラブ最大間隔を超えたスクラブ最大間隔の割合。 | float | 0.5 |
| 警告するディープスクラブ間隔を超えたディープスクラブ間隔の割合 | float | 0.75 |
| 保存されているチェックサムと、保存されているすべての鍵の計算されたチェックサムを比較して、モニターがストアをスクラブする頻度 (秒単位) | Integer | 3600*24 |
| mon クォーラム参加者のスクラブを再開するためのタイムアウトが最新のチャンクに応答しません。 | Integer | 5 min |
| 都度スクラブするキーの最大数 | Integer | 100 |
| Ceph Monitor スクラブに CRC 不一致を挿入する確率。 | Integer | 3600*24 |
| 欠落しているキーを mon スクラブに挿入する確率。 | Float | 0 |
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| Boolean | False |
| ブートストラップ時に Ceph Monitor ストアとして使用されるデータベースを圧縮します。ブートストラップ後に、モニターはクォーラムを作るためにお互いにプロービングを開始します。クォーラムに参加する前にタイムアウトした場合は、やり直して、再びブートストラップを行います。 | Boolean | False |
| 古い状態をトリミングする際に、ある接頭辞 (paxos を含む) をコンパクト化します。 | Boolean | True |
| モニター上で CPU 負荷の高い作業を行うためのスレッドの数 | Integer | 4 |
| 配置グループから OSD へのマッピングをチャンクで計算します。このオプションで、チャンクごとの配置グループ数を指定します。 | Integer | 4096 |
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分割を作成させるための "関係する" OSD ごとの最大の PG 数。プールの | Integer | 300 |
| rados 操作からのエラーを返す前に、モニターからの応答を待つ時間 (秒数)。0 は制限、または待ち時間がないことを意味します。 | Double | 0 |
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