2.3. ワークスペースの例
本セクションでは、CodeReady Workspaces ワークスペースの例を説明します。
以下の devfile は、CodeReady Workspaces ワークスペースを定義します。
この表は、各ワークスペースコンポーネントのメモリー要件を示しています。
Pod | コンテナー名 | デフォルトのメモリー制限 | デフォルトのメモリー要求 |
---|---|---|---|
ワークスペース |
theia-ide(デフォルトの | 512 MiB | 512 MiB |
ワークスペース |
machine-exec (デフォルトの | 128 MiB | 128 MiB |
ワークスペース |
vscode-typescript ( | 512 MiB | 512 MiB |
ワークスペース |
frontend ( | 1 GiB | 512 MiB |
JWT プロキシー | verifier | 128 MiB | 128 MiB |
合計 | 2.25 GiB | 1.75 GiB |
-
devfile に含まれていない場合でも、
theia-ide
およびmachine-exec
コンポーネントは暗黙的にワークスペースに追加されます。 -
machine-exec
で必要なリソースは、chePlugin
のデフォルトです。 -
theia-ide
のリソースは、cheEditor
meta.yaml
でmemoryLimit
が 512 MiB に設定されます。 -
Typescript VS Code 拡張は、デフォルトのメモリー制限もオーバーライドします。
meta.yaml
ファイルでは、制限は明示的に 512 MiB に指定されます。 -
CodeReady Workspaces は、
kubernetes
コンポーネントタイプのデフォルト(メモリー制限 1 GiB とメモリー要求の 512 MiB) を適用します。これは、kubernetes
コンポーネントが、リソースの制限や要求のないコンテナー仕様を持つDeployment
マニフェストを参照するためです。 - JWT コンテナーには 128 MiB のメモリーが必要です。
すべての内容を追加すると、制限が 2.25 GiB の 1.75 GiB のメモリー要求が設定されます。