第4章 可観測性ダッシュボードとアラートの設定
Connectivity Link ではダッシュボードとアラートのサンプルが提供されており、Connectivity Link デプロイメントを監視するためのスタートポイントとして使用できます。
Connectivity Link のサンプルダッシュボードは、Grafana ダッシュボードの Web サイト にアップロードされます。以下のダッシュボードを、OpenShift 上の Grafana デプロイメントにインポートできます。
名前 | ダッシュボード ID |
---|---|
21538 | |
20982 | |
20981 |
このセクションでは、サンプルダッシュボードおよびアラートを有効にする方法を説明し、詳細情報を含む関連情報へのリンクを提供します。
これらの手順は、Connectivity Link を使用する OpenShift クラスターごとに実行する必要があります。
前提条件
- 3章Connectivity Link での可観測性の有効化 の説明に従って可観測性を設定した。
4.1. Grafana ダッシュボードの設定
ダッシュボードは、Grafana ユーザーインターフェイスでインポートすることも、OpenShift のカスタムリソースを使用して自動的にインポートすることもできます。
- Grafana にダッシュボードをインポートする
Dashboards > New > Import をクリックし、次のいずれかのオプションを使用します。
- ダッシュボードの JSON ファイルをアップロードします。
- Grafana dashboards web サイト から取得したダッシュボード ID を入力します。
JSON コンテンツを直接入力します。
詳細は、ダッシュボードのインポート方法に関する Grafana のドキュメント を参照してください。
- OpenShift でダッシュボードを自動インポートする
JSON ファイルを
ConfigMap
に追加することで、Grafana でのダッシュボードプロビジョニングを自動化できます。これは、/etc/grafana/provisioning/dashboards
にマウントする必要があります。ヒントGrafana デプロイメントに
ConfigMap
ボリュームマウントを追加しない場合は、GrafanaDashboard
リソースを使用してConfigMap
を参照します。Dashboard from ConfigMap (Grafana ドキュメント) に例が記載されていますので参照してください。データソースはテンプレート変数として設定され、既存のデータソースと自動的に統合されます。これらのダッシュボードのメトリクスは Prometheus から取得されます。
一部のサンプルダッシュボードパネルは、ルーティングされるサービスとデプロイメントの名前に一致する値を持つ service
および deployment
ラベル (例: service=my-app
、deployment=my-app
) が Connectivity Link の HTTPRoutes に含まれていなければ正常に機能しません。そのため、低レベルの Istio および Envoy のメトリクスを Gateway API 状態メトリクスに結合できます。
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