第9章 Prometheus を使用した Data Grid の監視


Data Grid は、統計とイベントを Prometheus に提供するメトリックエンドポイントを公開します。

9.1. Prometheus の設定

Prometheus を設定して、Data Grid クラスターとの間で認証および監視できるようにします。

前提条件

  • Prometheus Operator をインストールします。
  • 実行中の Prometheus インスタンスを作成します。

手順

  1. 認証シークレットを Prometheus namespace に追加します。

    このシークレットにより、Prometheus は Data Grid クラスターで認証できます。Data Grid 認証情報は、Data Grid Operator namespace の認証シークレットで確認できます。

    apiVersion: v1
    stringData:
      username: developer 1
      password: dIRs5cAAsHIeeRIL 2
    kind: Secret
    metadata:
      name: basic-auth
    type: Opaque
    1
    アプリケーションユーザーを指定します。developer はデフォルトのアプリケーションユーザーです。
    2
    対応するパスワードを指定します。
  2. Data Grid クラスターを監視するように Prometheus を設定するサービスモニターインスタンスを作成します。

    apiVersion: monitoring.coreos.com/v1
    kind: ServiceMonitor
    metadata:
      labels:
        k8s-app: prometheus
      name: datagrid-monitoring 1
      namespace: infinispan-monitoring 2
    spec:
      endpoints:
        - basicAuth:
            username:
              key: username
              name: basic-auth 3
            password:
              key: password
              name: basic-auth 4
          interval: 30s
          scheme: https 5
          tlsConfig:
            insecureSkipVerify: true
            serverName: certificate-CN 6
      namespaceSelector:
        matchNames:
          - infinispan 7
      selector:
        matchLabels:
          app: infinispan-service
          clusterName: cluster-name 8
    1
    サービスモニターに名前を付けます。
    2
    Prometheus namespace を指定します。
    3
    Data Grid クレデンシャルを持つ認証シークレットの名前を指定します。
    4
    Data Grid クレデンシャルを持つ認証シークレットの名前を指定します。
    5
    Data Grid エンドポイントが暗号化を使用することを指定します。TLS を使用しない場合は、spec.endpoints.scheme を削除します。
    6
    Data Grid 暗号化の TLS 証明書の共通名 (CN) を指定します。OpenShift サービス証明書を使用する場合、CN は Data Grid クラスターの metadata.name リソースと一致します。TLS を使用しない場合は、spec.endpoints.tlsConfig を削除します。
    7
    Data Grid Operator namespace を指定します。
    8
    Data Grid クラスターの名前を指定します。
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