第8章 Data Grid クラスターのバックアップおよび復元


キャッシュされたエントリー、キャッシュ設定、Protobuf スキーマ、およびサーバースクリプトを含む Data Grid リソースのアーカイブを作成します。その後、バックアップアーカイブを使用して、再起動または移行後に Data Grid Server クラスターを復元できます。

前提条件

  • Data Grid CLI を起動している。
  • 実行中の Data Grid クラスターに接続している。

8.1. Data Grid クラスターのバックアップ

ダウンロードまたは Data Grid Server に保存できる .zip 形式のバックアップアーカイブを作成します。

前提条件

バックアップアーカイブは、最新のクラスター状態を反映している必要があります。このため、バックアップアーカイブを作成する前に、クラスターが書き込み要求を受け付けていないことを確認する必要があります。

手順

  1. Data Grid への CLI 接続を作成します。
  2. 適切なオプションを指定して backup create コマンドを実行します。以下に例を示します。

    • 自動生成された名前ですべてのリソースをバックアップします。

      [//containers/default]> backup create
    • example-backup という名前のバックアップアーカイブにすべてのリソースをバックアップします。

      [//containers/default]> backup create -n example-backup
    • サーバー上の /some/server/dir パスにすべてのリソースをバックアップします。

      [//containers/default]> backup create -d /some/server/dir
    • キャッシュとキャッシュテンプレートのみをバックアップします。

      [//containers/default]> backup create --caches=* --templates=*
    • 指定した Protobuf スキーマのみをバックアップします。

      [//containers/default]> backup create --proto-schemas=schema1,schema2
  3. サーバー上で利用可能なバックアップアーカイブを一覧表示します。

    [//containers/default]> backup ls
  4. サーバーから example-backup アーカイブをダウンロードします。

    バックアップ操作がまだ進行中の場合、コマンドはバックアップ操作が完了するのを待ちます。

    [//containers/default]> backup get example-backup
  5. オプションで、 example-backup アーカイブをサーバーから削除します。

    [//containers/default]> backup delete example-backup
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