19.4. Business Central のシステムプロパティーとしての Git フックの設定
既存の Git リポジトリープロジェクトがない場合や、post-commit の Git フックを多数のプロジェクトリポジトリーに適用する場合は、org.uberfire.nio.git.hooks
システムプロパティーの値に、フックファイルが含まれるディレクトリーを指定できます。このディレクトリーは Git リポジトリーにコピーされます。
org.uberfire.nio.git.hooks
システムプロパティーを指定した場合は、すべての Business Central 内部リポジトリーおよびプロジェクトリポジトリーで post-commit の Git フックが使用されます。スクリプトでは完全修飾パスのみを使用する必要があります。
前提条件
- Red Hat JBoss EAP 7.2 サーバーインスタンスに Red Hat Decision Manager がインストールされている。
-
(Windows オペレーティングシステムの場合) インストール時に追加される Git パッケージで Cygwin がインストールされており、Cygwin
/bin
ディレクトリーへのパスがお使いの環境のPATH
変数に追加されている。たとえば、C:\cygwin64\bin
です。Cygwin のインストールに関する詳細は、Installing and Updating Cygwin Packages を参照してください。
手順
ローカルシステムのディレクトリーに post-commit の Git フックを作成します。
post-commit の Git フックの作成に関する情報は、「post-commit の Git フックの作成」 を参照してください。
org.uberfire.nio.git.hooks
システムプロパティーの値に、フックファイルが含まれるディレクトリーを指定するには、以下のいずれかのタスクを実行します。org.uberfire.nio.git.hooks
システムプロパティーをstandalone.xml
ファイルに追加します。以下に例を示します。<system-properties> <property name="org.uberfire.nio.git.hooks" value="_EAP_HOME_/hooks"> </property> ... </system-properties>
Business Central の実行時に、
-Dorg.uberfire.nio.git.hooks
環境変数を使用します。以下に例を示します。$ ./standalone.sh -c standalone-full.xml -Dorg.uberfire.nio.git.hooks=_EAP_HOME_/hooks
Business Central を起動します。
post-commit の Git フックは、Business Central の内部リポジトリーとプロジェクトのリポジトリーすべてにコピーされます。