3.3. Developer Hub の Keycloak を使用した OAuth2 プロキシーから OIDC への移行


Keycloak で認証プロバイダーとして OAuth2 Proxy を使用しており、OIDC に移行する場合は、認証プロバイダーの設定を更新して OIDC を使用できます。

手順

  1. Keycloak で、有効なリダイレクト URI を https://<rhdh_url>/api/auth/oidc/handler/frame に更新します。<rhdh_url> は、my.rhdh.example.com などの Developer Hub アプリケーションの URL に置き換えてください。
  2. app-config.yaml ファイルの auth セクションにある oauth2Proxy 設定値を oidc 設定値に置き換えます。
  3. signInPage 設定値を oauth2Proxy から oidc に更新します。

    次の例は、認証プロバイダーを oidc に移行する前の oauth2Proxyauth.providers および signInPage 設定を示しています。

    auth:
      environment: production
      session:
        secret: ${SESSION_SECRET}
      providers:
        oauth2Proxy: {}
    signInPage: oauth2Proxy

    次の例は、認証プロバイダーを oidc に移行した後の auth.providers および signInPage 設定を示しています。

    auth:
      environment: production
      session:
        secret: ${SESSION_SECRET}
      providers:
        oidc:
          production:
            metadataUrl: ${KEYCLOAK_METADATA_URL}
            clientId: ${KEYCLOAK_CLIENT_ID}
            clientSecret: ${KEYCLOAK_CLIENT_SECRET}
            prompt: ${KEYCLOAK_PROMPT} # recommended to use auto
    signInPage: oidc
  4. OAuth2 プロキシーサイドカーコンテナーを削除し、Helm チャートの values.yaml ファイルの upstream.service セクションを次のように更新します。

    • service.ports.backend: 7007
    • service.ports.targetPort: backend

      次の例は、認証プロバイダーを oidc に移行する前の oauth2Proxyservice 設定を示しています。

      service:
        ports:
          name: http-backend
          backend: 4180
          targetPort: oauth2Proxy

      次の例は、認証プロバイダーを oidc に移行した後の service 設定を示しています。

      service:
        ports:
          name: http-backend
          backend: 7007
          targetPort: backend
  5. Developer Hub Helm チャートをアップグレードします。
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