第5章 LLVM Toolset の変更点


LLVM Toolset が、RHEL 7、RHEL 8、RHEL 9 のバージョン 13.0.1 から 14.0.6 に更新されました。

以下は、主な変更点です。

  • 64 ビット x86 では、AVX512-FP16 命令のサポートが追加されました。
  • Armv9-A、Armv9.1-A、および Armv9.2-A アーキテクチャーのサポートが追加されました。
  • PowerPC では、IBM double-double 形式を表す __ibm128 タイプが __attribute__mode (IF) として追加されました。

clang の変更:

  • C++2bif consteval が実装されました。
  • 64 ビット x86 では、AVX512-FP16 命令のサポートが追加されました。
  • 実験段階の OpenCL C 3.0 および OpenCL 2021 の C++ サポートが完了しました。
  • -E -P プリプロセッサーの出力は、必ず空白行を省略します。これは、GCC の動作に一致します。以前は、最大 8 つの連続する空白行が出力に表示される可能性がありました。
  • C89 だけでなく、C99 以降の標準で -Wdeclaration-after-statement をサポートします。これは、GCC の動作に一致します。注目すべきユースケースは、宣言とコードの混在を禁止するスタイルガイドのサポートですが、さらに新しい C 標準に移行したいと考えています。

更新の詳細については、アップストリームの LLVM 14.0.0 リリースノート を参照してください。

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