7.3. CLI での DNS フォワードゾーンの設定


Identity Management (IdM) CLI を使用して DNS フォワードゾーンを設定します。これにより、IdM サーバーが、Active Directory 環境などの外部ドメインに対するクエリーを、それぞれの DNS サーバーにルーティングできるようになります。

前提条件

  • 管理者権限のあるユーザーアカウントを使用して CLI にアクセスする。
  • DNS サーバーを正しく設定している。

手順

  • AD ドメイン用の DNS フォワードゾーンを作成します。--forwarder オプションを使用してリモート DNS サーバーの IP アドレスを指定します。

    # ipa dnsforwardzone-add ad.example.com --forwarder=192.168.122.3 --forward-policy=first
    注記

    設定に新しいフォワードゾーンを追加した後、システムログ /var/log/messages に DNSSEC 検証失敗に関する警告が表示される場合があります。

    named[2572]: no valid DS resolving 'host.ad.example.com/A/IN':  192.168.100.25#53

    DNSSEC (Domain Name System Security Extensions) は、DNS データをデジタル署名で保護し、攻撃から DNS を保護します。このサービスは、IdM サーバーでデフォルトで有効になっています。リモート DNS サーバーが DNSSEC を使用していないため、警告が表示されます。リモート DNS サーバーで DNSSEC を有効にします。

    リモートサーバーで DNSSEC 検証を有効にできない場合は、IdM サーバーで DNSSEC を無効にすることができます。

    1. IdM サーバー上の /etc/named/ipa-options-ext.conf ファイルを開きます。
    2. 以下の DNSSEC パラメーターを追加します。

      dnssec-validation no;
    3. 設定ファイルを保存して閉じます。
    4. DNS サービスを再起動します。

      # systemctl restart named

    DNSSEC は、IdM ではテクノロジープレビューとして提供されていることに注意してください。

検証

  • nslookup コマンドを、リモート DNS サーバーの名前で使用します。

    $ nslookup ad.example.com
    Server:        192.168.122.2
    Address:       192.168.122.2#53
    
    No-authoritative answer:
    Name:          ad.example.com
    Address:       192.168.122.3

    ドメイン転送が正しく設定されている場合、nslookup 要求はリモート DNS サーバーの IP アドレスを表示します。

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