第8章 KDC のパフォーマンスの調整


ユーザー、ホスト、およびサービスの認証を担当する Kerberos Key Distribution Center (KDC) のパフォーマンスを最適化するには、デプロイメントのトラフィックパターンに基づいて主なパラメーターを調整します。

8.1. KDC リッスンキューの長さの調整

負荷の高い IdM 環境で、より多くの Kerberos 認証リクエストを処理するには、KDC リスニングキューのサイズを増やします。これにより、トラフィックがピークとなる時間帯の接続遅延を防ぐことができます。

この設定は、/var/kerberos/krb5kdc/kdc.conf ファイルの [kdcdefaults] セクションにある kdc_tcp_listen_backlog オプションを使用して調整できます。デフォルトのリッスンキューサイズである 5 は、大量の Kerberos トラフィックが発生する IdM デプロイメントでは低すぎる可能性があります。一方、この値を高く設定しすぎると、パフォーマンスが低下します。

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デフォルト値

5

有効な範囲

1 - 10

手順

  1. テキストエディターで /var/kerberos/krb5kdc/kdc.conf ファイルを開きます。
  2. TCP リッスンバックログを 7 などの目的の値に設定します。

    [kdcdefaults]
     ...
     kdc_tcp_listen_backlog = 7
  3. /var/kerberos/krb5kdc/kdc.conf ファイルを保存して閉じます。
  4. KDC を再起動して、新しい設定を読み込みます。
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