3.4. CPU 節電ポリシー


cpupower を使うと、プロセッサーの節電ポリシーが調整できます。
次のオプションは cpupower set コマンドに付けて使用します。
--perf-bias <0-15>
対応している Intel プロセッサ上のソフトウェアがよりアクティブに、最適なパフォーマンスと節電とのバランスを確定できるようにします。このオプションは他の節電ポリシーを上書きするものではありません。割り当てる値は 0 から 15 の間で、0 が最適なパフォーマンスとなり、15 なら最適な電力効率となります。
デフォルトでは、このオプションはすべてのコアに適用されます。コア別に適用する場合は、 --cpu <cpulist> オプションを追加します。
--sched-mc <0|1|2>
他の CPU パッケージが選ばれるまで、一つの CPU パッケージ内のコアに対するシステムプロセッサの電力使用を制限します。0 は制限なし、1 は最初は CPU パッケージをひとつだけ採用、2 は 1 に加えてタスクの復帰を処理する場合にセミアイドルの CPU パッケージを優先します。
--sched-smt <0|1|2>
他の コアが選ばれるまで、一つの CPU コアの複数スレッドに対するシステムプロセッサの電力使用を制限します。0 は制限なし、1 は最初は CPU パッケージをひとつだけ採用、2 は 1 に加えてタスクの復帰を処理する場合にセミアイドルの CPU パッケージを優先します。
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