第6章 デバッグとトラブルシューティング


6.1. V2V 変換のデバッグ

V2V を実行する時にデバッグメッセージを有効にしておくと、V2V 変換を試みて問題が発生した際に、その問題をエンジニアやサポートサービスに対して、より簡単に説明することができます。
デバッグメッセージをエクスポートすると V2V プロセスの詳細度が高まり、virt-v2v が実行されると同時にメッセージが出力されます。このようなメッセージは、virt-v2v を実行しているターミナルで表示されます。
単純なリダイレクトを使用して、virt-v2v デバッグメッセージをファイルに出力することができます。変換は通常以下のように実行されます。
virt-v2v -i libvirtxml -os pool --bridge bridge_name guest_name.xml
この方法の代わりに、上記のコマンドを編集して、デバッグメッセージを virt-v2v.log ファイルにエクスポートします。そのためには、上記のコマンドに環境変数 LIBGUESTFS_TRACE=1 LIBGUESTFS_DEBUG=1 のプレフィックスを追加して、... 2>&1 | tee virt-v2v.log をコマンドの末尾に追加すると、出力が virt-v2v.log ファイルにリダイレクトされるようになります。
LIBGUESTFS_TRACE=1 LIBGUESTFS_DEBUG=1 virt-v2v -i libvirtxml -os pool --bridge bridge_name guest_name.xml ... 2>&1 | tee virt-v2v.log
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