第7章 コンテナーに関する主な変更点
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.1 用の一連のコンテナーイメージが利用できます。以下は、主な変更点です。
ルートレスコンテナーは RHEL 8.1 で完全にサポートされています。
ルートレスコンテナーは、管理者権限なしで通常のシステムユーザーにより作成および管理されるコンテナーです。これにより、ユーザーはコンテナーレジストリーに対する認証情報などの ID を維持できます。
podman コマンドおよび buildah コマンドを使用して、ルートレスコンテナーを試行できます。詳細:
- ルートレスコンテナーについては、ルートレスコンテナーの設定 を参照してください。
- buildah については、Buildah を使用したコンテナーイメージのビルド を参照してください。
- podmanの場合は、コンテナーの構築、実行、および管理 を参照してください。
toolbox RPM パッケージは、RHEL 8.1 で完全にサポートされています。
toolbox コマンドは、Red Hat CoreOS などのコンテナー指向のオペレーティングシステムで使用されるユーティリティーです。toolbox では、これらのツールをインストールする必要なく、使用する多くのトラブルシューティングツールを含むコンテナーを起動して、ホストオペレーティングシステムのトラブルシューティングとデバッグを実行できます。
toolbox
コマンドを実行すると、ホストへの root アクセスを提供する rhel-tools コンテナーが起動します。これは、そのホストを修復するため、または、そのホストで作業するために行われます。- 新しい run ラベル付きの Running コンテナーについてのドキュメンテーション を参照してください。
- podman パッケージがアップストリームバージョン 1.4.2 にアップグレードされました。RHEL 8.0 で使用されていたバージョン 1.0.0 以降の podman に追加された機能の詳細は、最新の podman release on Github を参照してください。