1.5. [Service] セクションの重要なオプション


以下の表では、[Service] セクションの重要なオプションを紹介しています。

Expand
表1.3 [Service] セクションの重要なオプション
オプション [a]説明

Type

ExecStart および関連オプションの機能に影響を与えるユニットプロセスの起動タイプを設定します。以下のいずれかになります。

* simple - デフォルト値です。ExecStart で起動するプロセスは、サービスのメインプロセスです。

* forking - ExecStart で起動するプロセスは、サービスのメインプロセスになる子プロセスを生成します。親プロセスは、このプロセスが完了すると終了します。

* oneshot - このタイプは simple と似ていますが、後続のユニットを開始する前にプロセスが終了します。

* dbus - このタイプは simple と似ていますが、メインプロセスが D-Bus 名を取得した後にのみ、後続のユニットが開始されます。

* notify - このタイプは simple と似ていますが、後続ユニットは sd_notify() 関数を介して通知メッセージが送信された後にのみ開始されます。

* idle - simple と似ていますが、サービスバイナリーの実行は、すべてのジョブが完了するまで遅延されます。これにより、ステータスの出力とサービスのシェル出力が混在するのを防ぎます。

ExecStart

ユニットの開始時に実行するコマンドまたはスクリプトを指定します。ExecStartPre および ExecStartPost は、ExecStart の前後に実行するカスタムコマンドを指定します。Type=oneshot を使用すれば、連続して実行する複数のカスタムコマンドを指定できます。

ExecStop

ユニットの停止時に実行するコマンドまたはスクリプトを指定します。

ExecReload

ユニットの再読み込み時に実行するコマンドまたはスクリプトを指定します。

Restart

このオプションを有効にすると、systemctl コマンドによる完全な停止の例外により、そのプロセスの終了後にサービスが再起動します。

RemainAfterExit

True に設定すると、サービスは、そのプロセスがすべて終了していてもアクティブと見なされます。デフォルトは False です。このオプションは、特に Type=oneshot が設定されている場合に役に立ちます。

[a] [Service] セクションで設定可能なオプションのリストは、systemd.service(5) の man ページを参照してください。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat