第8章 バグ修正


このパートでは、Red Hat Enterprise Linux 9.1 で修正された、ユーザーに重大な影響を与えるバグを説明します。

8.1. インストーラーおよびイメージの作成

インストーラーは以前のバージョンのパッケージをインストールしなくなりました

以前は、インストーラーはインストールプロセス中に DNF 設定ファイルを正しくロードしませんでした。その結果、インストーラーは、RPM トランザクションで選択したパッケージの以前のバージョンをインストールすることがありました。

このバグは修正され、最新バージョンのパッケージのみがインストールリポジトリーからインストールされるようになりました。パッケージの最新バージョンをインストールできない場合、インストールは想定どおり失敗します。

(BZ#2053710)

stage2 でネットワーク設定を変更しても Anaconda のインストールは成功します

以前は、rd.live.ram ブート引数を使用すると、Anaconda は initramfs でメモリーにインストールイメージをフェッチするために使用される NFS マウントポイントをアンマウントしませんでした。その結果、stage2 でネットワーク設定が変更された場合、インストールプロセスが応答しなくなるか、タイムアウトエラーで失敗する可能性がありました。

この問題を修正するために、インストールイメージをメモリーにフェッチするために使用される NFS マウントポイントは、switchroot の前に initramfs でアンマウントされます。その結果、インストールプロセスは中断することなく完了します。

(BZ#2082132)

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.