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4.3. PostgreSQL の設定

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PostgreSQL データベースでは、データおよび設定ファイルはすべて、データベースクラスターと呼ばれる 1 つのディレクトリーに保存されます。Red Hat は、設定ファイルを含むすべてのデータをデフォルトの /var/lib/pgsql/data/ ディレクトリーに保存することを推奨しています。

PostgreSQL 設定は、以下のファイルで設定されます。

  • postgresql.conf: データベースのクラスターパラメーターの設定に使用されます。
  • postgresql.auto.conf: postgresql.conf と同様の基本的な PostgreSQL 設定を保持します。ただし、このファイルはサーバーの制御下にあります。これは、ALTER SYSTEM クエリーにより編集され、手動で編集することはできません。
  • pg_ident.conf: 外部認証メカニズムから PostgreSQL ユーザー ID へのユーザー ID のマッピングに使用されます。
  • pg_hba.conf: PostgreSQL データベースのクライアント認証の設定に使用されます。

PostgreSQL 設定を変更するには、以下の手順に従います。

手順

  1. 各設定ファイル (例: /var/lib/pgsql/data/postgresql.conf) を編集します。
  2. postgresql サービスを再起動して、変更を有効にします。

    # systemctl restart postgresql.service

例4.2 PostgreSQL データベースクラスターパラメーターの設定

以下の例では、/var/lib/pgsql/data/postgresql.conf ファイルのデータベースクラスターパラメーターの基本設定を示しています。

# This is a comment
log_connections = yes
log_destination = 'syslog'
search_path = '"$user", public'
shared_buffers = 128MB
password_encryption = scram-sha-256

例4.3 PostgreSQL でのクライアント認証の設定

以下の例では、/var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf ファイルでクライアント認証を設定する方法を説明します。

# TYPE    DATABASE       USER        ADDRESS              METHOD
local     all            all                              trust
host      postgres       all         192.168.93.0/24      ident
host      all            all         .example.com         scram-sha-256
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