7.6. IBM Power システム用のネットワークサーバーの設定
GRUB を使用して、IBM Power システム用のネットワークブートサーバーを設定できます。
手順
root で、次のパッケージをインストールします。
# dnf install tftp-server dhcp-servertftpサービスへの着信接続をファイアウォールで許可します。# firewall-cmd --add-service=tftpこのコマンドは、次にサーバーを再起動するまで、一時的にアクセスを有効にします。
オプション: 永続的なアクセスを有効にするには、コマンドに
--permanentオプションを追加します。ISO インストールファイルの場所によっては、HTTP などのサービスの着信接続を許可しないといけない場合があります。
TFTP のルート内に GRUB ネットワーク起動ディレクトリーを作成します。
# grub2-mknetdir --net-directory=/var/lib/tftpboot Netboot directory for powerpc-ieee1275 created. Configure your DHCP server to point to /boot/grub2/powerpc-ieee1275/core.elfこの手順で説明しているように、コマンドの出力は、DHCP 設定で設定する必要があるファイル名をユーザーに通知します。
PXE サーバーを x86 マシンで実行している場合は、tftp のルート内に
GRUB2ネットワークブートディレクトリーを作成する前に、grub2-ppc64le-modulesをインストールする必要があります。# dnf install grub2-ppc64le-modules
以下の例のように、GRUB 設定ファイル (
/var/lib/tftpboot/boot/grub2/grub.cfg) を作成します。set default=0 set timeout=5 echo -e "\nWelcome to the Red Hat Enterprise Linux 9 installer!\n\n" menuentry 'Red Hat Enterprise Linux 9' { linux grub2-ppc64/vmlinuz ro ip=dhcp inst.repo=http://192.168.124.2/RHEL-9/x86_64/iso-contents-root/ initrd grub2-ppc64/initrd.img }-
このランタイムイメージなしでは、インストールプログラムは起動できません。
inst.stage2起動オプションを使用して、イメージの場所を指定します。または、inst.repo=オプションを使用して、イメージおよびインストールソースを指定することも可能です。 -
inst.repoで使用したインストールソースの場所には、有効なtreeinfoファイルが含まれている必要があります。 -
インストールソースとして RHEL8 インストール DVD を選択すると、
.treeinfoファイルが BaseOS リポジトリーおよび AppStream リポジトリーを指定します。単一のinst.repoオプションを使用することで両方のリポジトリーを読み込むことができます。
-
このランタイムイメージなしでは、インストールプログラムは起動できません。
このコマンドを使用して DVD ISO イメージをマウントします。
# mount -t iso9660 /path_to_image/name_of_iso/ /mount_point -o loop,roディレクトリーを作成し、DVD ISO イメージから
initrd.imgファイルおよびvmlinuzファイルをコピーします。以下に例を示します。# cp /mount_point/ppc/ppc64/{initrd.img,vmlinuz} /var/lib/tftpboot/grub2-ppc64/以下の例のように、
GRUB2に同梱されているブートイメージを使用するように DHCP サーバーを設定します。DHCP サーバーがすでに設定されている場合は、DHCP サーバーでこの手順を実行します。subnet 192.168.0.1 netmask 255.255.255.0 { allow bootp; option routers 192.168.0.5; group { #BOOTP POWER clients filename "boot/grub2/powerpc-ieee1275/core.elf"; host client1 { hardware ethernet 01:23:45:67:89:ab; fixed-address 192.168.0.112; } } }-
ネットワーク設定に合わせて、サンプルパラメーターの
subnet、netmask、routers、fixed-address、およびhardware ethernetを変更します。file nameパラメーターは、この手順で先ほどgrub2-mknetdirコマンドで出力したファイル名です。 DHCP サーバーで
dhcpdサービスを開始して有効にします。localhost で DHCP サーバーを設定している場合は、ローカルホストでdhcpdサービスを開始して有効にします。# systemctl enable --now dhcpdtftp.socketサービスを開始して有効にします。# systemctl enable --now tftp.socketこれにより、PXE 起動サーバーでは、PXE クライアントにサービスを提供する準備が整いました。クライアント (Red Hat Enterprise Linux のインストール先システム) を起動し、起動ソースを指定するように求められたら、PXE ブート を選択してネットワークインストールを開始できます。