2.3. 外部アイデンティティープロバイダーへの参照の作成
外部アイデンティティープロバイダー (IdP) を Identity Management (IdM) 環境に接続するには、IdM で IdP 参照を作成します。この手順では、Keycloak テンプレートに基づいて IdP への my-keycloak-idp という参照を作成します。その他の参照テンプレートは、IdM のさまざまな外部 IdP 参照の例 を参照してください。
前提条件
- IdM を OAuth アプリケーションとして外部 IdP に登録し、クライアント ID を取得している。
- IdM 管理者アカウントとして認証可能である。
- IdM サーバーで RHEL 9.1 以降を使用している。
- IdM サーバーで SSSD 2.7.0 以降を使用している。
手順
IdM サーバーで IdM 管理者として認証します。
kinit admin
[root@server ~]# kinit adminCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Keycloak テンプレートに基づいて IdP への
my-keycloak-idpという参照を作成します。--base-urlオプションは、Keycloak サーバーへの URL をserver-name.$DOMAIN:$PORT/prefixという形式で指定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
ipa idp-showコマンドの出力に、作成した IdP 参照が表示されていることを確認します。ipa idp-show my-keycloak-idp
[root@server ~]# ipa idp-show my-keycloak-idpCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow