第2章 IdM API の基本


IdM API を使用すると、カスタムスクリプトにより IdM 環境へのアクセスを自動化できます。

2.1. IdM API の初期化

IdM API を使用するには、まず環境内で IdM API を初期化します。

前提条件

  • IdM サーバーまたは IdM クライアントパッケージがインストールされている。
  • 有効な Kerberos チケットが発行されている。

手順

  1. IdM API を初期化するには、スクリプトの先頭に次のコードを含めます。

    from ipalib import api
    
    api.bootstrap(context="server")
    api.finalize()
  2. LDAP サーバーとの接続を確立するには、API の初期化後に次のロジックをスクリプトに追加します。

    if api.env.in_server:
        api.Backend.ldap2.connect()
    else:
        api.Backend.rpcclient.connect()
    • IdM サーバーでスクリプトを実行する場合、このロジックにより、スクリプトが LDAP サーバーに直接接続できるようになります。
    • IdM クライアントでスクリプトを実行する場合、スクリプトはリモートプロシージャコール (RPC) クライアントを使用します。
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