第1章 Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions の概要
Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions は、SAP NetWeaver、SAP S/4HANA、SAP HANA プラットフォームなどの SAP ワークロードのニーズに合わせた SAP 固有のオファリングです。
1.1. Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions
そのパッケージおよびコンポーネントとともに Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for SAP Applications の基盤に構築され、この基盤に加えて、RHEL for SAP Solutions サブスクリプションには、以下の項目が含まれます。
- SAP S/4HANA、SAP HANA、および SAP Business Applications をサポートする SAP 固有の技術コンポーネント。
- SAP S/4HANA、SAP HANA、および SAP Business Applications 向けの SAP 固有の高可用性ソリューション。
- SAP ワークロードを実行するためのオペレーティングシステム設定を自動化するための RHEL System Roles for SAP。
- SAP に合わせた Red Hat Insights Dashboard および Smart Management は、運用の合理化とコストの削減に役立ちます。
- 一般提供 (GA) の開始日から最長で 4 年間、特定の RHEL マイナーリリースのサポートを提供する Update Services for SAP Solutions または延長更新サポート (EUS)。EUS および Update Services for SAP Solutions の詳細は、RHEL ライフサイクル Web ページを参照してください。
注記
- Update Services for SAP Solutions は RHEL for SAP Solutions でのみ提供されます。他の RHEL 製品では提供されません。
- Update Services for SAP Solutions は、指定の RHEL マイナーリリースでのみ提供され、EUS リリースとは異なる場合があります。
- Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions サブスクリプションを Red Hat Enterprise Linux 6 で使用することはできますが、Update Services for SAP Solutions は含まれません。ただし、EUS は特定の RHEL 6 リリースで利用できます。RHEL for SAP Solutions サブスクリプションで使用すると移行が容易になります。
