第5章 Dropbox への接続
インテグレーションでは、Dropbox からファイルをダウンロードしたり、Dropbox にファイルをアップロードすることができます。詳細は以下を参照してください。
5.1. Fuse Online を Dropbox クライアントとして登録
Fuse Online 環境を Dropbox にアクセスできるクライアントアプリケーションとして登録する必要があります。これにより、Dropbox に接続するインテグレーションをいくつでも作成することができます。そのため、特定の Fuse Online 環境を 1 度だけ Dropbox に登録する必要があります。
Fuse Online を Dropbox クライアントアプリケーションとして登録できるのは、Fuse Online 環境ごとに 1 回のみです。しかし、各 Dropbox コネクションは同じ登録を使用しますが、異なるユーザークレデンシャルを使用することができます。
前提条件
ファイルのダウンロードまたはアップロードでインテグレーションが使用する Dropbox アカウントにログインできる必要があります。
手順
Fuse Online で以下を行います。
- 左側のパネルで Settings をクリックします。
- Settings ページで、上部付近にあるコールバック URL の右側で をクリックし、Fuse Online 環境のコールバック URL をクリップボードにコピーします。この手順の最後の方でこの URL が必要になります。
別のブラウザータブで
https://www.dropbox.com
にアクセスし、以下を行います。- インテグレーションでアクセスするデータがある Dropbox アカウントにログインします。
- ログインした後に https://www.dropbox.com/developers/apps にアクセスします。
- Create App をクリックします。
- Dropbox API を選択します。
-
この手順の最初にクリップボードにコピーした URL を、ページの上部近くにある
During registration, enter this callback URL:
で始まる文に貼り付けます。たとえば、貼り付ける URL はhttps://app-proj9128.7b63.fuse-ignite.openshiftapps.com/api/v1/credentials/callback
のようになります。 - Fuse Online が単一のフォルダーにアクセスするか、またはすべてのフォルダーやファイルにアクセスするかを選択します。
-
Dropbox アプリケーションの名前を指定します。たとえば、
Fuse Online Access From Aslan LLC
を指定します。Dropbox アプリケーションで一意となる名前を指定する必要があります。 - ボックスにチェックマークを入れ、Dropbox API の利用規約に同意します。
- Create App をクリックします。
- 新しいアプリケーションの Dropbox Settings ページにある OAuth2 Redirect URIs の入力フィールドに、この手順の始めにクリップボードにコピーした Fuse Online URL を貼り付けます。
- Add をクリックします。
結果
これで Fuse Online 環境が Dropbox クライアントとして登録され、Fuse Online はログインした Dropbox アカウントのコンテンツにアクセスできるようになります。
5.2. Dropbox コネクションの作成
インテグレーションで Dropbox ファイルをダウンロードまたはアップロードするには、インテグレーションに追加できる Dropbox コネクションを作成します。同じコネクションを任意の数のインテグレーションに追加できます。
前提条件
Fuse Online 環境が Dropbox にアクセスできるアプリケーションとして登録されている必要があります。
手順
新しいのブラウザータブで
https://www.dropbox.com
にアクセスし、以下を行います。- Fuse Online 環境からのアクセスを登録するアプリケーションを作成した Dropbox アカウントにログインします。
- https://www.dropbox.com/developers/apps にアクセスします。
- Fuse Online アプリケーションをクリックし、その設定を表示します。
Fuse Online の別のブラウザータブで以下を行います。
- 左側のパネルで Connections をクリックし、利用できるコネクションを表示します。
- 右上の Create Connection をクリックし、利用可能なコネクターを表示します。
- Dropbox コネクターをクリックします。
アプリケーションの Dropbox 設定表示に戻り、以下を行います。
- 下にスクロールして Generated Access Token を確認します。
- Generate をクリックします。
- 生成されたアクセストークンをクリップボードにコピーします。
- Fuse Online に戻り、Configure Connection ページの Access Token フィールドに生成されたアクセストークンを貼り付けます。
- Client Identifier フィールドに Dropbox アプリケーションを作成したときに指定した名前を入力します。
- Validate をクリックします。Fuse Online はこのコネクションを検証できるかを示すメッセージを表示します。検証に失敗した場合は、入力した値が正しいことを確認し、再度検証を行ってください。
- 検証に成功したら、右上の Next をクリックします。
-
Connection Name フィールドに、このコネクションを別のコネクションと区別するために使用する名前を入力します。たとえば、
Dropbox Connect 1
を入力します。 -
Description は任意のフィールドで、このコネクションに関する便利な情報を入力します。たとえば、
Sample Dropbox connection that can access all content in our company Dropbox account.
を入力します。 - 右上にある Create をクリックし、作成したコネクションが利用可能になったことを確認します。上記の例の名前を入力した場合は、インテグレーションに追加できるコネクションとして Dropbox Connect 1 が表示されます。
5.3. Dropbox からファイルを取得してインテグレーションの実行をトリガー
Dropbox からファイルをダウンロードしてインテグレーションを開始するには、Dropbox コネクションを最初のコネクションとして追加します。
前提条件
Dropbox コネクションが作成されている必要があります。
手順
- Fuse Online パネルの左側にある Integrations をクリックします。
- Create Integration をクリックします。
- Choose a Start Connection ページで、インテグレーションを開始するために使用する Dropbox コネクションをクリックします。
- Choose an Action ページで Download アクションをクリックし、このコネクションがアクセスする Dropbox アカウントから 1 つまたは複数のファイルを取得します。
- アクションを設定するには、Folder or file name path to download フィールドにインテグレーションが取得するコンテンツのファイル名のパスを指定します。本リリースでは、単一のファイルのみをダウンロードできます。
- Next をクリックして、アクションの出力タイプを指定します。
データタイプの認識が必要がない場合は、Select Type フィールドで Type specification not required を受け入れ、下部にある Done をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。
その他の場合は、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/schema+json
です。 -
JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/json
です。 -
XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xsd
です。 -
XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xml
です。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
-
Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが
application/schema+json
の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。 Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、データ型名として
Vendor
を指定できます。このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーション仮想化パネルとデータマッパーにタイプ名が表示されます。
- Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
- Done をクリックします。
結果
インテグレーションフローの最初にコネクションが表示されます。
5.4. Dropbox にファイルを追加してインテグレーションを終了
ファイルを Dropbox にアップロードしてインテグレーションを終了するには、Dropbox コネクションをインテグレーションの最後のコネクションとして追加します。
前提条件
- Dropbox コネクションが作成されている必要があります。
- インテグレーションを作成または編集することになります。Fuse Online で最後のコネクションを選択するよう要求されます。
手順
- Choose a Finish Connection ページで、インテグレーションの終了に使用する Dropbox コネクションをクリックします。
- Choose an Action ページで Upload アクションをクリックし、このコネクションがアクセスする Dropbox アカウントに現在のインテグレーションデータを追加します。
- Remote Path フィールドにアップロードするファイルのローカルファイル名パスを入力します。Dropbox は同じパスと名前でファイルを格納します。本リリースでは、単一のファイルのみをアップロードできます。
Upload mode では以下を行います。
- 同じ Dropbox フォルダーに同じ名前のファイルがない場合のみ Add を選択してファイルをアップロードします。同じ名前のファイルが同じ Dropbox フォルダーに存在する場合は、ファイルはアップロードされず、インテグレーションが続行されます。これは、アップロードするファイルのコンテンツが更新されたかどうかに関わらず、同じ動作になります。
- 同じ名前のファイルが同じ Dropbox フォルダーにある場合でも確実にファイルをアップロードするには Force を選択します。既存のファイルはアップロードするファイルによって上書きされます。
- Next をクリックしてアクションの入力タイプを指定します。
データタイプの認識が必要がない場合は、Select Type フィールドで Type specification not required を受け入れ、下部にある Done をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。
その他の場合は、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/schema+json
です。 -
JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/json
です。 -
XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xsd
です。 -
XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xml
です。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
-
Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが
application/schema+json
の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。 Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、データ型名として
Vendor
を指定できます。このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーション仮想化パネルとデータマッパーにタイプ名が表示されます。
- Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
- Done をクリックします。
結果
インテグレーションフローの最後にコネクションが表示されます。
5.5. インテグレーションの途中で Dropbox にアクセス
フローの途中で Dropbox にファイルをアップロードするには、Dropbox コネクションをフローの途中に追加します。
前提条件
- Dropbox コネクションが作成されている必要があります。
- フローを作成または編集することになります。Fuse Online はステップの選択を要求します。
手順
- インテグレーションが使用する Dropbox コネクションをクリックします。
Choose an Action ページで Upload をクリックし、このコネクションがアクセスする Dropbox アカウントに現在のインテグレーションデータを追加します。このアクションを設定するには、以下を行います。
- Remote Path フィールドにアップロードするファイルのローカルパスとファイル名を指定します。Dropbox は同じパスと名前でファイルを格納します。本リリースでは、単一のファイルのみをアップロードできます。
Upload mode では以下を行います。
- 同じ Dropbox フォルダーに同じ名前のファイルがない場合のみ Add を選択してファイルをアップロードします。同じ名前のファイルが同じ Dropbox フォルダーに存在する場合は、ファイルはアップロードされず、インテグレーションが続行されます。これは、アップロードするファイルのコンテンツが更新されたかどうかに関わらず、同じ動作になります。
- 同じ名前のファイルが同じ Dropbox フォルダーにある場合でも確実にファイルをアップロードするには Force を選択します。既存のファイルはアップロードするファイルによって上書きされます。
- Next をクリックし、アクションの入力および出力タイプを指定します。
データタイプの認識が必要がない場合は、Select Type フィールドで Type specification not required を受け入れ、下部にある Done をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。
その他の場合は、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/schema+json
です。 -
JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
application/json
です。 -
XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xsd
です。 -
XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は
.xml
です。
-
JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは
-
Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが
application/schema+json
の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。 Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、データ型名として
Vendor
を指定できます。このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーション仮想化パネルとデータマッパーにタイプ名が表示されます。
- Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
- Done をクリックします。
結果
インテグレーションフローで追加した場所にコネクションが表示されます。