1.5. 複数のリソースを変更するトランザクションの管理


1 つ のリソースを使用するトランザクションでは、通常、リソースに含まれるトランザクションマネージャーを使用できます。複数 のリソースを使用するトランザクションには、外部トランザクションマネージャーまたはトランザクション処理 (TP) モニターを使用する必要があります。この場合、リソースは XA スイッチを登録してトランザクションマネージャーと統合する必要があります。

単一のリソースシステム上で動作するトランザクションと、複数のリソースシステムで動作するトランザクションのコミットに使用するトランザクションには、重要な違いがあります。

  • 1 相コミット: シングルリソースシステム用このプロトコルは、1 つのステップでトランザクションをコミットします。
  • 2 相コミット: 複数リソースシステム用このプロトコルは 2 つのステップでトランザクションをコミットします。

トランザクションに複数のリソースを含めると、リソース全部ではなく、一部のトランザクションをコミットすることが原因でシステム障害が発生するリスクが増加します。これにより、システムが一貫性のない状態のままになります。2 相コミットプロトコルは、このリスクを排除するために設計されています。これにより、システムを再起動すると、システムが 常に 一貫した状態で復元できます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.