第3章 インテグレーションの設定
Red Hat Hybrid Cloud Console の通知およびインテグレーションサービスは、トリガーするイベントが発生すると連携して、インスタントメッセージングプラットフォームや外部チケットシステムなどのサードパーティーアプリケーションエンドポイントにメッセージを送信します。
Notifications administrator は、これらのサービスを使用して Hybrid Cloud Console 機能を、これら組織で使用される運用ワークフローにインテグレーションできます。インテグレーションは、Notifications administrator によって Red Hat Hybrid Cloud Console> Settings > Integrations ページでエンドポイントとして設定されます。
統合の設定に関する詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console とサードパーティーアプリケーションのインテグレーション を参照してください。
Webhook は、Red Hat Hybrid Cloud Console でサポートされる現在のインテグレーションタイプです。これを設定すると、サービスは HTTP POST メッセージを指定のサードパーティーアプリケーションエンドポイントに送信します。
3.1. Hybrid Cloud Console HTTP POST メッセージ
以下のスクリーンショットは、Hybrid Cloud Console のサードパーティーのアプリケーションエンドポイントに送信される HTTP POST メッセージの例です。イベントタイプはサービスまたはアプリケーションに固有のものです。たとえば、Insights for RHEL アプリケーションバンドルは現在、ポリシー、アドバイザー、ドリフトサービスからのイベントを設定済みユーザーに通知します。Insights for RHEL アドバイザーサービスからの以下の通知例は、ホストシステムの新しい推奨事項によりトリガーされました。
この例では、ブロックには以下の情報が含まれます。
通知を送信するバンドルおよびアプリケーションに関する情報:
-
bundle
: アプリケーションバンドルの名前 -
application
: イベントによってトリガーされる通知を送信する個々のアプリケーションまたはサービスの名前 -
event_type
: 通知をトリガーしたイベントタイプ -
account_id
: 通知が送信された Red Hat アカウント -
timestamp
: 通知が送信された日時を示す ISO-8601 形式の日付
-
アプリケーションまたはサービス固有のイベントに関する情報:
-
payload
: アプリケーションペイロード (アプリケーションによって送信されたすべてのデータを含む JSON 文字列)
-
イベントが発生したシステムに関する情報以下に例を示します。
-
inventory_id
: システム ID -
hostname
: システム名 -
rhel_version
: システムで実行している RHEL バージョン
-
メタデータフィールドは現在使用されていません。