第9章 カスタマイズされた RHEL VMDK システムイメージの作成および vSphere へのアップロード
Insights Image Builder を使用してカスタマイズされた RHEL システムイメージを作成し、それらのイメージを VMware vSphere Client にアップロードできます。
9.1. Insights Image Builder を使用したカスタマイズされた RHEL VMDK システムイメージの作成
Insights Image Builder を使用すると、カスタマイズされたシステムイメージを Open virtualization format (.ova
) または Virtual disk (.vmdk
) 形式で作成できます。これらのイメージを VMware vSphere にアップロードできます。
Virtual disk (.vmdk
) 形式は govc
クライアントでのみインポートできます。Open virtualization format (.ova
) の場合、vSphere GUI と govc
クライアントの両方を使用してインポートできます。
Open virtualization format (.ova
) は、仮想ハードウェアに関する追加のメタデータを含む .vmdk
イメージであり、インポートされると VM が作成されます。.ova
イメージを vSphere にインポートした後、ネットワーク、ディスク、CD-ROM などの追加ハードウェアを使用して VM を設定できます。
手順
ブラウザーで Insights Image Builder にアクセスします。
Insights Image Builder ダッシュボードが表示されます。
Create image ダイアログウィザードが開きます。
Image output ページで、次の手順を実行します。
- Release リストから、使用するリリースを選択します。たとえば、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を選択します。
-
Select target environments オプションから、
VMware
を選択します。 次のいずれかのオプションを選択します。
-
Open virtualization format (
.ova
) Virtual disk (
.vmdk
) 形式
-
Open virtualization format (
Registration ページで、使用する登録のタイプを選択します。これらのオプションから選択できます。
- Register images with Red Hat - イメージインスタンス、サブスクリプション、insights を Red Hat に登録して接続します。初回起動時にアクティベーションキーを埋め込み、システムを登録する方法の詳細は、Insights Image Builder を使用して、埋め込みサブスクリプションを含むカスタマイズされたシステムイメージを作成する を参照してください。
- Register image instances only - イメージインスタンスとサブスクリプションのみを Red Hat に登録して接続します。
- Register later - イメージの作成後にシステムを登録します。
- をクリックします。
- オプション: Packages ページで、イメージにパッケージを追加します。Insights Image Builder を使用したイメージ作成中のパッケージの追加 を参照してください。
- Name image ページで、イメージの名前を入力し、 をクリックします。名前を入力しない場合は、その UUID によって作成したイメージを見つけることができます。
Review ページで、イメージの作成に関する詳細を確認し、Create image をクリックします。
Create image ウィザードの手順を完了すると、Image Builder ダッシュボードが表示されます。
新しいイメージの Status 列に Ready ステータスが表示されたら、Instance 列の Download .vmdk をクリックします。
.vmdk イメージがシステムに保存され、デプロイメントの準備が整います。
注記.vmdk
イメージは 6 時間利用可能で、その後期限切れになります。イメージが失われないように、必ずダウンロードしてください。
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