4.2. Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux


4.2.1. 全般

Red Hat Insights API の新しいドキュメント

Red Hat Insights API の使用 というタイトルの新しいガイドが docs.redhat.com で公開されました。このガイドは、開発者とシステム管理者が Insights API を最大限に活用できるように支援することを目的としています。このガイドでは、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux を外部アプリケーションと統合するために使用できる Web サービスについて説明しています。また、API にアクセスして認証し、API を使用して Insights データをワークフローに統合する手順を説明しています。このガイドは、Red Hat Insights API Cheat Sheet を補完するものでもあります。このチートシートは、API エンドポイントとコマンドをすばやく確認するのに便利なリファレンスです。これらのリソースを併用することで、Red Hat Insights の機能の自動化と拡張がこれまで以上に容易になります。

Insights の通知のサンプルリポジトリー

Red Hat Insights イベントをより効果的に実稼働環境に統合できるように、新しい GitHub リポジトリーとナレッジベース記事の提供を開始しました。

イベントと通知の JSON ペイロードの例を、insights-events-samples リポジトリーで確認できるようになりました。これらのサンプルイベントは、Insights サービス用に生成される通知の構造と形式を理解するのに役立ちます。

通知のワークフローと、各アプリケーションによって Insights イベントが生成される仕組みの詳細は、リポジトリーを補完するナレッジベース記事 Understanding Red Hat Insights Events and Notifications in the Hybrid Cloud Console を参照してください。

4.2.2. Advisor

新しい推奨事項

Insights アドバイザーサービスでは、次の問題を検出し、解決策を推奨するようになりました。

4.2.3. コンプライアンス

SCAP Security Guide の更新

SCAP Security Guide (SSG) が 0.1.76 に更新され、RHEL 10 のサポートが追加されました。

RHEL バージョンごとのサポートされている最新の SSG を確認するには、次のナレッジベース記事を参照してください。

4.2.4. Insights Image Builder

Insights Image Builder でアップロードされた RPM コンテンツを使用可能

Insights Image Builder が、Red Hat Insights コンテンツリポジトリーでホストされているカスタムリポジトリーにアップロードされた RPM コンテンツを使用できるようになりました。

Insights Image Builder をカスタマイズするためのオプションの追加

この更新により、RHEL Image Builder で利用できるオプションに従い、Red Hat Insights でイメージをビルドする際のユーザーエクスペリエンスが強化されました。

Insights Image Builder に、イメージを設定およびカスタマイズするための次のオプションが表示されるようになりました。

  • Timezone and NTP servers
  • Language locale and keyboard

4.2.5. インベントリー

システムが古くなった際のインベントリーからの報告

インベントリーサービスが System became Stale イベントをトリガーするようになりました。System became Stale イベントは、システムの状態が古くなったときに発生します。これは、非アクティブまたは古くなったシステムをより効果的に追跡するのに役立ちます。システム状態の変化は、Red Hat Hybrid Cloud Console と Red Hat Insights によって 1 時間ごとに評価されます。

System became Stale イベントは、インベントリーの次のシステムベースのイベントに追加されます。

  • New System registered: コレクター (insights-client、Satellite、Subscription Manager など) に関係なく、システムがインベントリーに登録または追加されたときにトリガーされます。
  • System deleted: システムがインベントリーから手動または自動で削除されたときにトリガーされます。
  • Validation error: 破損したデータや不正確な値などの問題により、システムのペイロードが Insights によって拒否されたときにトリガーされます。

これらのイベントを組み合わせることで、システムのライフサイクルの変更に対する可視性が向上します。その結果、常に情報を入手し、インフラストラクチャーをプロアクティブに管理できます。

インベントリーアプリケーションのシステムの状態、古さ、削除の詳細は、次のドキュメントを参照してください。

4.2.6. Malware detection

マルウェアシグネチャーの更新

新しい IBM X-Force Threat Intelligence (XFTI) マルウェアシグネチャー (XFTI_mal_AutoColor) が、RHEL マルウェア検出サービスによる検出を支援するために、Insights for Red Hat Enterprise Linux マルウェア検出サービスに導入されました。Auto-Color は、感染したシステムにバックドアを作成する回避型マルウェアです。

UI の修正と改善

インベントリーを改善するために、次のようないくつかの更新と修正が実装されました。

  • System Details ページ:

    • System type を表すアイコンが追加されました。
    • Last Upload の名前が Last Seen に変更されました。
    • Last Updated フィールドが追加されました。
  • Sorting: Add Systems modal での並べ替えが期待どおりに機能するようになりました。
  • Custom staleness: Customer staleness メニューのいくつかのユーザビリティーの問題が解決されました。
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