4.2. Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux
4.2.1. Advisor
新しい推奨事項
Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux アドバイザーサービスでは、特定する問題が追加され、重大な問題を軽減するための推奨事項が Hybrid Cloud Console で提供されるようになりました。
10 月には、次の推奨事項が追加されました。
- Misconfiguration of Insights client impacts recommendations
- Leapp upgrade failure
-
Apache
httpd
service doesn’t start - Kernel panic on an edge computing system
-
Japanese localization issue with
host-metering.service
- Some Red Hat Insights console features become unavailable when the rhc client disconnects
-
kdump
fails to generatevmcore
for some Intel CPU systems - VMware guest performance issue with Intel Nehalem CPU
4.2.2. インベントリー
4.2.2.1. インベントリー UI の機能拡張とバグ修正
Red Hat Insights インベントリー UI が強化されて、より優れた一貫性のあるエクスペリエンスが提供されるようになり、いくつかのバグも修正されました。
機能拡張
Hybrid Cloud Console でメインの Red Hat Insights インベントリーページを開くと、新しいヘルプツールチップが表示されます。このツールチップには、簡単な概要と関連する製品ドキュメントへのリンクが表示されるため、必要なものを簡単に見つけて理解できます。
バグ修正
インベントリー UI の次の既知の問題も修正されました。
- システムタグ付けに関連する問題の表示
- 一貫性に関するフィルタリング機能の強化
- ホスト名フィールドにおける空白の処理の効率化
4.2.2.2. Ansible を使用した Discovery レポートのアップロードの自動化 (開発者プレビュー)
Ansible と新しい実験的な機能を組み合わせて使用することで、Red Hat Insights インベントリーコンポーネントへの Discovery レポートのアップロードを自動化できるようになりました。これにより、時間を節約してプロセスを簡素化できます。
この機能拡張以前は、dsc
、Red Hat Discovery コマンドラインインターフェイス、Discovery の使用ガイド の Hybrid Cloud Console へのレポートの送信 の章で説明されている手順のいずれかを使用して、Discovery レポートを手動でアップロードしなければなりませんでした。
詳細な手順と、初めて行う場合に参考になるデモについては、insights-discovery
GitHub リポジトリー の "Red Hat Discovery - Ansible Playbook for Automated Upload to Red Hat Insights Inventory" を参照してください。
これは実験段階の機能であり、今後の改善には皆様のフィードバックが不可欠です。これにより、Discovery レポートの管理がより効率的かつ容易になることを願っています。
Discovery レポートのアップロード自動化機能は、開発者プレビューソフトウェアとして利用できます。開発者プレビューソフトウェアは、今後 Red Hat 製品サービスとして追加される可能性のある製品ソフトウェアを事前に利用できる機会を提供します。お客様はこのソフトウェアを使用して機能をテストし、開発プロセス中にフィードバックを提供できます。このソフトウェアにはドキュメントが存在しない可能性があり、変更または削除される可能性があります。また、限定的なテストしか行われていません。insights-discovery GitHub リポジトリーで issue を作成し、フィードバックをご提供ください。Red Hat 開発者プレビューソフトウェアのサポート範囲の詳細は、開発者プレビューのサポート範囲 を参照してください。