第2章 Red Hat Hybrid Cloud Console でのシステムへのパッチの適用
Red Hat Insights パッチアプリケーションは、スケジュールされたパッチ適用サイクルをサポートします。テスト環境でシステムのグループを更新するパッチテンプレートを作成し、同じパッチテンプレートを使用して実稼働環境のシステムを別の日に更新できます。
2.1. パッチテンプレートの仕組み
Red Hat Insights パッチアプリケーションは、スケジュールされたパッチ適用サイクルをサポートします。テスト環境でシステムのグループを更新するパッチテンプレートを作成し、同じパッチテンプレートを使用して実稼働環境のシステムを別の日に更新できます。
パッチテンプレートを使用して、システムに適用されるアドバイザリーの範囲を制限する基準を入力します。たとえば、テンプレートを作成して、現在のパッチ適用サイクルの日付まで公開されていた、該当するアドバイザリーのみを表示できます。テンプレートを作成したら、ウィザードを使用してシステムを追加し、パッチ適用サイクルの日付を選択します。パッチテンプレートへのシステムの追加が完了したら、選択したシステムグループのインストール可能なアドバイザリーをすべて修正できます。
システムにすでにパッチテンプレートが適用されている場合、別のパッチテンプレートを適用すると、既存のテンプレートがオーバーライドされます。システムは一度に 1 つのパッチテンプレートのみを持つことができます。
修復の詳細は、Red Hat Insights 修復ガイド を参照してください。
割り当てたシステムにパッチテンプレートを適用すると、それらのシステムに該当する、最近公開されたアドバイザリーは表示されなくなります。Red Hat Hybrid Cloud Console の通知を使用すると、インフラストラクチャーに影響を与える可能性のある新しく公開されたアドバイザリーを確実に把握できます。
Red Hat Hybrid Cloud Console の通知の詳細は、Red Hat Hybrid Cloud Console での通知の設定 を参照してください。
パッチテンプレートは、ホストの yum/dnf
操作には影響しませんが、Red Hat Insights でパッチステータスレポートを絞り込むことができます。テンプレートを使用して、簡単なパッチサイクルの Remediation Playbook を作成できます。