第3章 Service Registry のインストール


本章では、AMQ Streams でストレージを設定する方法と、Service Registry をインストールおよび実行する方法を説明します。

注記

環境に応じて、複数の Service Registry インスタンスをインストールできます。インスタンスの数は、ストレージ(Kafka クラスターの設定など)やレジストリーに保存されたアーティファクトの数およびタイプによって異なります。

3.1. OpenShift での AMQ Streams ストレージの設定

このトピックでは、OpenShift に Service Registry の Red Hat AMQ Streams ストレージをインストールして設定する方法を説明します。以下のバージョンがサポートされます。

  • AMQ Streams 1.4 または 1.3
  • OpenShift 4.3、4.2、または 3.11

既存の Kafka クラスターに Service Registry をインストールするか、環境に応じて新しい Kafka クラスターを作成できます。

前提条件

  • OpenShift クラスターが必要です。
  • AMQ Streams on OpenShift の使用 の手順に従って、AMQ Streams がインストールされている必要があります。

    または、本セクションの簡単なデモ例を使用してインストールするには、以下が必要です。

    • Red Hat カスタマーポータル からダウンロードした AMQ Streams
    • OpenShift クラスター管理者のアクセス

手順

  1. AMQ Streams がインストールされていない場合は、OpenShift クラスターに AMQ Streams をインストールします。たとえば、AMQ Streams のダウンロードディレクトリーから以下のコマンドを入力します。

    oc apply -f install/cluster-operator/
  2. Kafka クラスターがまだ設定されていない場合は、AMQ Streams で新しい Kafka クラスターを作成します。以下に例を示します。

    $ cat << EOF | oc create -f -
    apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
    kind: Kafka
    metadata:
     name: my-cluster
    spec:
     kafka:
       replicas: 3
       listeners:
         external:
           type: route
       storage:
         type: ephemeral
     zookeeper:
       replicas: 3
       storage:
         type: ephemeral
     entityOperator:
       topicOperator: {}
    EOF

    この簡単な例では、一時ストレージを使用して、3 つの Zookeeper ノードと 1 つの Kafka ノードを持つクラスターを作成します。すべてのデータは、Pod が OpenShift で実行されなくなった時点で失われます。

  3. AMQ Streams に Service Registry アーティファクトを保存するために必要な storage-topic を作成します。以下に例を示します。

    $ cat << EOF | oc create -f -
    apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
    kind: KafkaTopic
    metadata:
      name: storage-topic
      labels:
        strimzi.io/cluster: my-cluster
    spec:
      partitions: 3
      replicas: 3
      config:
        cleanup.policy: compact
    EOF
  4. AMQ Streams に Service Registry グローバル ID を保存するために必要な global-id-topic を作成します。以下に例を示します。

    $ cat << EOF | oc create -f -
    apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
    kind: KafkaTopic
    metadata:
      name: global-id-topic
      labels:
        strimzi.io/cluster: my-cluster
    spec:
      partitions: 3
      replicas: 3
      config:
        cleanup.policy: compact
    EOF

関連情報

AMQ Streams のインストールおよび Kafka クラスターおよびトピックの作成に関する詳細は、以下を参照してください。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.