第2章 はじめに
2.1. JBoss Messaging の特長 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 高スループットと短い待ち時間でパフォーマンス、信頼性、拡張性を重要視しています。
- SOA の構想を視野に入れた JBoss ESB の基盤となります (JBoss ESB は JBoss Messaging をそのデフォルト JMS プロバイダーとして使用します)。
- publish-subscribe メッセージングモデルと point-to-point メッセージングモデル
- 永続メッセージと非永続メッセージ
- メッセージが必要な場合に必ず一度だけ届くようなメッセージ配信を保証
- トランザクションの信頼できるインターフェース、ACID セマンティクスに対応
- JAAS を基にしたカスタマイズ可能なセキュリティフレームワーク
- JBoss Transactions (旧 Arjuna JTA) と完全統合し、トランザクションの完全復旧に対応
- 拡張型 JMX 管理インターフェース
- Oracle、DB2、Sybase、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQL などほとんどの主要なデータベースに対応
- HTTP トランスポート、HTTP トラフィックのみを許可するファイアウォールと併用
- 専用サーブレットを介したメッセージングを許可するサーブレットトランスポート
- SSL トランスポート
- 設定可能な DLQ (Dead Letter Queues) と Expiry Queues
- メッセージ統計、キューやサブスクリプションに配信されたメッセージの履歴ビューをスクロール表示
- ストレージへのメッセージの自動ページング、これによりシステムのメモリに収納するには大きすぎる大規模なキューの使用が可能
- 厳密なメッセージの順序、目的のキューに到着した順に配信される特定の 1 メッセージグループに属する複数のメッセージ
- 完全にクラスター化したキューおよびトピック
論理 キューおよびトピックがクラスター全体に分散されます。クラスターにあるいずれのノードからでもキューやトピックの送受信が可能です。
- 完全クラスター化した持続性のあるサブスクリプション
特定の持続性のあるサブスクリプションはクラスターのどのノードからでもアクセスが可能なため、クラスター全体に渡りそのサブスクリプションからの処理負荷を拡散できます。
- 完全クラスター化した一時的なキュー
送信メッセージに一時的なキューの
replyToが含まれている場合は、クラスター内のいずれのノードへも返信が可能です。 - インテリジェントなメッセージの再分散
ノードによって異なるコンシューマー速度の利点を活用するためメッセージはクラスター内のノード間を自動的に移動します。これにより、特定のノード上でのメッセージのスタベーションや堆積を防止します。
- メッセージ順の保護
プロデューサーによって生成されたメッセージ順がコンシューマーによってコンシュームされる順と必ず同じになるようにする場合に有効にします。これはメッセージの再分散がアクティブな場合にも機能します。
- 完全に透過的なフェールオーバー
サーバーに障害が発生した場合、例外なく新規ノード上でセッションが継続します。完全に設定が可能です。このフェールオーバー動作を実装したくない場合には、この機能を無効にして例外が送出されるようフォールバックして、新規ノードで手作業による接続を再作成できます。
- 高可用性でシームレスなフェールオーバー
ノードに障害が発生した場合、永続メッセージを失うことなく自動的に別のノードにフェールオーバーして、シームレスにセッションを継続することができます。永続メッセージは常に 必ず 1 回のみ 配信されます。
- メッセージブリッジ
JBoss Messaging にはメッセージブリッジのコンポーネントが含まれており、2 つの JMS 1.1 デスティネーション間でメッセージの橋渡しができます。地理的に離れたクラスタ郡をつなぎ、グローバルに分散された大規模な論理キューやトピックを形成することができます。