第7章 既知の問題
本リリースでの既知の問題の一覧は、Known Issues for JBoss EAP 7.2 GA を参照してください。
この他に、以下に注意してください。
JDK 11 の
jboss-cli-client.jar
ファイルを使用して開始された管理 CLI インスタンスから埋め込みサーバーの起動を試みると、エラーWFLYEMB0014: Cannot load module
が発生します。このエラーが発生しないようにするには、管理 CLI の起動時に--add-modules java.se
を追加する必要があります。$ java --add-modules java.se -jar jboss-cli-client.jar
-
JBoss EAP のデフォルトでは、重複した XA リソースが重複した
xa_end
呼び出しのXAER_PROTO
を返すことができます。これは、JTA 1.2 で想定される各リソースがxa_end
呼び出しを実行する動作と対照的です。これは、JBEAP-12671 に説明があるように、JBoss EAP には現在 JTA 1.2 の重複したxa_end
呼び出しの動作をサポートしない Artemis が同梱されているからです。この厳密な動作を完全に JTA 1.2 に準拠させるには、フラグ-DJTAEnvironmentBean.strictJTA12DuplicateXAENDPROTOErr=true
を渡します。しかし、Artemis の使用時にはエラーが発生し、重複した Artemis リソースが含まれるトランザクションをコミットできません。 クライアントアプリケーションが直接 Artemis クライアント JAR (
artemis-jms-client
、artemis-commons
、artemis-core-client
、artemis-selector
など) に依存する場合、wildfly-client-properties
のpom.xml
ファイルに依存関係を追加する必要があります。<dependency> <groupId>org.jboss.eap</groupId> <artifactId>wildfly-client-properties</artifactId> </dependency>
これにより、JBEAP-15889 に記載されているように、旧バージョンの JBoss EAP 7 クライアントから
message.getJMSReplyTo()
を呼び出すときにJMSRuntimeException
が発生しないようにします。JBoss EAP 7.2 RPM パッケージを RHEL 7 上にインストールし、デフォルトの RHEL JDK 11 パッケージのみが含まれる場合、現在パッケージに定義された依存関係が原因で、RPM は JDK 1.8 もインストールします。その結果、JDK 1.8 がデフォルトの JDK として設定されるため、
alternatives
を使用してシステムが JDK 11 を使用するように設定する必要があります。alternatives --config java
JDK 11 に対応する番号を入力します。
Revised on 2019-05-03 14:06:47 UTC