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第3章 テクノロジープレビュー

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重要

以下の設定および機能は、テクノロジープレビューとしてのみ提供されます。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat は本番環境での使用は推奨しません。テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。

テクノロジープレビュー機能のサポート範囲については、Red Hat カスタマーポータルの「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。

新しい Agroal データソースサブシステム

JBoss EAP 7.2 には datasources-agroal サブシステムが導入されました。これは、プールでの競合が深刻な状態で非常に優れたパフォーマンスを発揮するライトウェイトなデータソース接続プール実装です。現在の JCA ベースの datasources サブシステムの代わりに使用することができます。

このサブシステムは、デフォルトの JBoss EAP 設定では有効になっていません。Agroal データソースの有効化および使用に関する詳細は、『Configuration Guide』の「Datasource Management With Agroal」を参照してください。

MicroProfile REST クライアント

JBoss EAP は JAX-RS 2.0 クライアント上に構築される MicroProfile REST クライアントをサポートするようになりました。これは、タイプセーフな方法で HTTP 上で RESTful サービスを呼び出します。MicroProfile REST クライアントを使用すると、実行可能なコードでクライアントアプリケーションを作成できます。Java インターフェースとして定義される MicroProfile TypeSafe REST クライアントは、プロバイダーのプログラムによる登録および宣言的な登録を有効にします。

MicroProfile REST クライアントに関する詳細は、JBoss『Developing Web Services Applications』の「MicroProfile Rest Client」を参照してください。

非同期リクエスト処理および反応的戻り値の型の RESTEasy サポートの拡張

JBoss EAP は非同期リクエスト処理と反応的な戻り値の型の RESTEasy サポートを拡張しました。これには、プラグ可能な反応的な型や、追加の反応的クラスの拡張のサポートが含まれます。RxInvoker という新型のインボーカーと、CompletionStageRxInvoker というこの型のデフォルト実装もサポートされます。JBoss EAP は、フィルターを非同期フィルターに変換する機能も提供します。直感的なプログラミングをサポートする RESTEasy 拡張であるプロキシーは、CompletionStage と RxJava2 タイプ (SingleObservable、およびFlowable) の両方を含めるために拡張されました。

詳細は、JBoss EAP 『Developing Web Services Applications』の「Extending RESTEasy Support for Asynchronous Request Processing and Reactive Return Types」を参照してください。

Eclipse MicroProfile Config

JBoss EAP 7.2 は、microprofile-config-smallrye サブシステムを使用して Eclipse MicroProfile Config を提供する SmallRye Config コンポーネントをサポートするようになりました。これにより、変更や再パッケージの必要なく、アプリケーションやマイクロサービスが複数の環境で実行されるように設定することが可能になります。

詳細は『Configuration Guide』の「Using Eclipse MicroProfile Config to Manage Configuration」を参照してください。

Eclipse MicroProfile OpenTracing

JBoss EAP 7.2 は、Eclipse MicroProfile OpenTracing 仕様のサポートを提供する SmallRye OpenTracing コンポーネントを実装します。これは、JBoss EAP サーバーにデプロイされたアプリケーションやサーバーを確認しながらリクエストの追跡を可能にし、リクエストのライフサイクルの監視機能を拡張します。

microprofile-opentracing-smallrye サブシステムに関する詳細は、『Configuration Guide』の「Tracing Requests with the MicroProfile OpenTracing SmallRye Subsystem」を参照してください。CDI Bean および JAX-RS エンドポイントの追跡をカスタマイズする方法については、『開発ガイド』の「Eclipse MicroProfile OpenTracing を使用したリクエストのトレース」を参照してください。

Eclipse MicroProfile Health

JBoss EAP 7.2 には、Eclipse MicroProfile Health 機能を提供する SmallRye Health コンポーネントが含まれます。この機能を使用すると、リモートノードのヘルス状態をチェックでき、JBoss EAP インスタンスが想定どおりに応答しているかどうかを判断することができます。microprofile-health-smallrye サブシステムはデフォルトの JBoss EAP 7.2 設定に含まれています。

microprofile-health-smallrye サブシステムに関する詳細は、『Configuration Guide』の「Monitor Server Health Using the MicroProfile Health Check」を参照してください。カスタムヘルスチェックの実装方法に関する詳細は、『開発ガイド』の「カスタムヘルスチェックの実装」を参照してください。

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