3.2. 広範な例
![広範な例の紹介](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_JBoss_Enterprise_Application_Platform-7.2-Introduction_to_JBoss_EAP-ja-JP/images/d61b43b33fe5621529abd37abc081a34/intro-example-expanded.png)
この例は、ロードバランサーまたは Web サーバーのいずれかを使用する管理対象ドメインの 3 つの JBoss EAP インスタンスが関係するより複雑なセットアップを表しています。また、3 つのインスタンスは、mod_cluster を使用するロードバランシングと Infinispan を使用するセッションレプリケーションを介して高可用性をサポートするよう設定されています。3 つの JBoss EAP インスタンスにはすべて web アプリケーション、web サービス、および EJB がデプロイされています。1 つの JBoss EAP インスタンスには、 messaging-activemq
サブシステムより設定された JMS キューがあります。3 つの JBoss EAP インスタンスはすべてデータソースを介してデータベースに接続します。また、レガシー security
サブシステムまたは elytron
サブシステムのいずれかを使用して LDAP サーバーに接続します。さらに、1 つの JBoss EAP インスタンスは、messaging-activemq
サブシステム経由で外部メッセージブローカーに接続するよう設定されています。設定済みのこれらの接続は、対応するインスタンスにデプロイされたアプリケーション、Web サービス、EJB、および JMS キューに公開されます。
アプリケーション、Web サービス、または EJB 向けの受信リクエストは、すべて最初にロードバランサーまたは Web サーバーによって受信されます。設定したロードバランシングアルゴリズムと各 JBoss EAP インスタンスによって提供される情報を基に、web サーバーまたはロードバランサーはそのリクエストを適切な JBoss EAP インスタンスに転送します。JBoss EAP インスタンスは undertow
サブシステム経由でリクエストを処理し、これらのリクエストを適切なアプリケーションに転送します。アプリケーションは JBoss EAP によって公開される API を使用してデータベースおよび Kerberos サーバーに接続し、実装されたビジネスロジックを実行します。実行完了後、アプリケーションは undertow
サブシステム経由で応答を要求元に返信します。セッション情報などの永続化されない情報は、infinispan
サブシステム経由で JBoss EAP インスタンスの間で伝搬されます。
Revised on 2019-11-27 13:00:15 CET