第1章 Amazon EC2 について
Amazon.com が運営サービスである Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、カスタマイズ可能な仮想コンピューティング環境をお客様に提供します。このサービスでは、Amazon Machine Image (AMI) を起動して仮想マシンまたはインスタンスを作成できます。ユーザーは、インスタンスに必要なソフトウェアをインストールできます。料金は、使用する容量に応じて課金されます。Amazon EC2 は柔軟性が高く、デプロイされたアプリケーションを迅速にスケーリングできるように設計されています。
詳細は Amazon Web Services の web サイトを参照してください。
Amazon Machine Images について
Amazon Machine Image (AMI) は EC2 仮想マシンインスタンスのテンプレートです。ユーザーは、インスタンスを作成するための適切な AMI を選択して EC2 インスタンスを作成します。AMI の主要コンポーネントは、インストール済みのオペレーティングシステムやその他のソフトウェアを含む読み取り専用ファイルシステムです。AMI ごとに、さまざまなユースケース用にインストールされるソフトウェアが異なります。Amazon EC2 には、Amazon Web Services およびサードパーティーが提供する多くの AMI が含まれます。また、ユーザーは独自のカスタム AMI を作成することもできます。
Red Hat Cloud Access 製品ページ
Red Hat Cloud Access は、Amazon EC2 や Microsoft Azure などの Red Hat 認定クラウドプロバイダーで JBoss EAP をサポートする Red Hat サブスクリプション機能です。Red Hat Cloud Access では、従来のサーバーとパブリッククラウドベースのリソース間で、シンプルかつコスト効果の高い方法でサブスクリプションを移動することができます。
詳細は、Red Hat Cloud Access on the Customer Portal を参照してください。
Red Hat Cloud Access の機能
Red Hat Cloud Access プログラムのメンバーシップでは、Red Hat によって作成されるサポート対象のプライベート Amazon Machine Images (AMI) へのアクセスを利用できます。
Red Hat AMI には、以下のソフトウェアが事前にインストールされており、Red Hat によって完全にサポートされています。
- Red Hat Enterprise Linux
- JBoss EAP
- Red Hat Update Infrastructure を使用した RPM による製品の更新
Red Hat AMI はそれぞれ開始点に S ぎません。アプリケーションの要件をさらに設定する必要があります。
Red Hat Cloud Access は、スタンドアロンインスタンスまたは管理対象ドメインのいずれかで full-ha プロファイルに対応していません。
Red Hat JBoss Operations Network のインストールに関する詳細は、Installation Guide を参照してください。
Red Hat JBoss Operations Network の設定に関する詳細は、Configuring JBoss ON Servers, Agents, and Storage Nodes を参照してください。
サポートされる Amazon EC2 インスタンスタイプ
Red Hat Cloud Access は、以下の Amazon EC2 インスタンスタイプをサポートします。各インスタンスの詳細は、Amazon Elastic Compute Cloud User Guide for Linux Instances を参照してください。
| インスタンスタイプ | 説明 |
|---|---|
| 標準のインスタンス |
標準インスタンスは、メモリーと CPU の比率のバランスが取れた汎用環境です。JBoss EAP の処理が可能な最小のインスタンスタイプは |
| High Memory Instance |
High Memory Instance には、標準インスタンスよりも多くのメモリーが割り当てられています。High Memory Instance は、データベースやメモリーキャッシングアプリケーションなどの高スループットアプリケーションに適しています。利用可能な対応のインスタンスタイプの最小タイプは |
| High CPU Instance |
High CPU Instance にはメモリーよりも多くの CPU リソースが割り当てられています。このインスタンスは比較的低いスループットですが、CPU 集約型アプリケーションに適しています。利用可能な最小インスタンスタイプは |
インスタンスタイプ Micro (t2.micro) および Nano (t2.nano) は JBoss EAP のデプロイメントには適していません。JBoss EAP 7.3 AMI は、少なくとも 10 GB のボリュームを必要とするスナップショットから構築されます。これは、インスタンスの作成時に EC2 コンソールで設定できます。割り当てたボリュームが小さすぎると、インスタンスの作成は失敗します。
サポート対象の Red Hat AMI
サポートされる Red Hat AMI は、その名前で識別できます。JBoss EAP AMI は、以下の構文で名前が付けられます。
RHEL-osversion-_HVM_GA-JBEAP-version-creationdate-arch-1-Access2-GP2
-
Versionは、AMI にインストールされている JBoss EAP のバージョン番号です。例6.3 -
osVersionは、AMI にインストールされている Red Hat Enterprise Linux のバージョン番号です。例:6.2 -
archは、AMI のアーキテクチャーです。これはx86_64またはi386です。 -
creationdateは、AMI が YYYYMMDD の形式で作成された日付です。例:20160315
AMI 名の例: RHEL-7.3_HVM_GA-JBEAP-7.1.0_-20170703-x86_64-1-Access2-GP2