第8章 その他の変更点
このセクションでは、このリリースにおけるさまざまな変更について概説します。
8.1. JBoss EAP Natives および Apache HTTP Server の提供に関する変更
JBoss EAP 8.0 Native は、このリリースでは JBoss EAP 6 とは異なる方法で提供されます。一部のコンポーネントには、多くの Red Hat JBoss ミドルウェア製品に共通する補完ソフトウェアのセットである Red Hat JBoss Core Services 製品が含まれています。新製品では更新のより迅速な配布と一貫性のある更新が可能になります。JBoss Core Services 製品は、Red Hat カスタマーポータルの専用の場所からダウンロードできます。
以下の表では、リリースごとの提供方法の違いを示しています。
パッケージ JBoss EAP 6 JBoss EAP 8.0 メッセージング用 AIO ネイティブ
別個の "Native Utilities" ダウンロードで製品とともに提供されます。
JBoss EAP ディストリビューションに含まれます。
Apache HTTP サーバー
別個の "Apache HTTP Server" ダウンロードで製品とともに提供。
新しい JBoss Core Services 製品とともに提供されます。
mod_cluster、mod_jk, isapi、および nsapi コネクター
別個の "Webserver コネクターネイティブ" ダウンロードで製品とともに提供。
新しい JBoss Core Services 製品とともに提供されます。
JSVC
別個の "Native Utilities" ダウンロードで製品とともに提供されます。
新しい JBoss Core Services 製品とともに提供されます。
OpenSSL
別個の "Native Utilities" ダウンロードで製品とともに提供されます。
新しい JBoss Core Services 製品とともに提供されます。
tcnatives
別個の "ネイティブコンポーネント" ダウンロードで製品とともに提供。
tcnatives のサポートは JBoss EAP 7 で削除されました。
JBoss EAP Natives および Apache HTTP Server の追加の変更
以下の変更点にも注意してください。
Red Hat Enterprise Linux RPM チャンネルからの Apache HTTP Server と使用される mod_cluster および mod_jk コネクターのサポートは廃止されました。Red Hat Enterprise Linux RPM チャネルから Apache HTTP Server を実行し、JBoss EAP 8.0 サーバーの負荷分散を設定する必要がある場合は、以下の 1 つを行います。
- JBoss Core Services によって提供される Apache HTTP Server を使用します。
- フロントエンドロードバランサーとして機能するように JBoss EAP 8.0 を設定できます。詳細は、JBoss EAP 7.4 設定ガイド の JBoss EAP をフロントエンドロードバランサーとして設定する を参照してください。
- 認証済みのサポートされるマシンに Apache HTTP Server をデプロイした後、そのマシンでロードバランサーを実行することができます。サポートされる設定のリストについては、JBoss EAP 7.4 設定ガイド の HTTP コネクターの概要 を参照してください。
- 詳細は、Apache HTTP Server インストールガイド の JBoss Core Services を参照してください。